甘えたがりの幼馴染といけない救護訓練。そのに
零ちんさんの質問に新しいコメントが三件あります。
元の質問
>ID 零ちんさん
>高校二年生の男です。出来れば女子高生に質問です、
>同時に二人の女性を好きになることってありますか?
>あるとしたら、その後どうしますか?
>現在、自分には一番身近な女の子Aがいます、
>その女の子には別に好きな相手がいて、
>恋愛成就のため、協力して欲しいと言われています。
>問題なのは自分がその女の子に昔から片想いをしていることです。
>そんな矢先にもう一人、昔なじみの年下の女の子Bが現れ、
>昔から好きだったと告白されました。
>正直、心が揺れています……。
>二人の女の子を同時に好きになることはおかしいのでしょうか?
>アドバイスよろしくお願いします。
一件目のコメント
ID sunnen※※※※さん
すみません、女子高生ではないですが、
成人した女性の意見です。
同時に二人の女性を好きになれる人はいません。
と言うか、あなたはどちらの女性も好きではありません。
一番好きなのは自分自身で、自分を甘やかしているだけです。
二股は、あり得ない話です。
二件目のコメント
ID gane※※※※さん
女子高生ではないですが、同年代の男です。
ほとんど同じ経験をした者です。
私にも長年片想いのAという女の子がいて、
関係はクラスが一緒なだけで楽しく話す程度でした。
そこにBという女の子が現れ、告られました。
その後Bの女の子とお付き合いすることに決めました。
現在はその子と交際一年目を迎え、幸せの絶頂です。
振り向いてくれない高嶺の花より、こちらを好きになってくれる女の子。
そのほうが質問者さんも幸せになれるのでは?
三件目のコメント
ID 非公開さん
現役女子高生です。
細かな内容が分からないので、
私だったら彼氏にしてほしい行動を書きます。
告られたBの女の子と付き合うならば、
片想いAの女の子との関係は完全に解消してください。
自分の彼氏が別の女の子と必要以上に仲良くすることは、
たとえAの女の子と友達であっても悲しい気持ちになります。
女の子は恋をすると変わります、束縛癖がなくても不安なんです。
質問者さんも、そんな乙女心を分かってくださいね。
*******
体育祭での二人三脚競技に向けての強化合宿初日は波乱万丈なスタートだった。
俺は二人の幼馴染、
第一回目の茜の部屋で開催された個人レッスンでは何とか俺自身の暴発も
もともと茜と二人っきりで行うはずだったお泊り旅行の個人レッスン。
同じハンドボールを愛する乙歌の熱心な参加希望に姉御肌の茜が応じた結果、
俺に内緒でモニターツアーの旅行先に彼女を呼び寄せたんだ。
まさに晴天の
なぜなら茜と乙歌、どちらも好きになっている自分の気持ちにまだ答えが出ていないからだ……。
キングオブ童貞のほまれ高い俺はもちろん女の子と付き合った経験は
そんな恋愛初心者の俺に二股なんて出来るわけがない!!
乙歌の兄である学年一のチャラ男、
出来るだろうけど……。
もちろん茜のことは真剣に好きだ。だけど茜には別に好きな相手がいて、
その男と恋愛成就のために俺は恋人の予行練習をする約束を彼女と交わした。
茜の悲しむ顔は見たくない……。 その言葉にはまったく嘘はないが正直、胸が苦しい。絶対に
反対にもうひとりの幼馴染の乙歌は俺のことを今でも好きだと告白してくれた。
しかし高級マンションの夜に俺は彼女の想いに答えないまま部屋を後にした。
乙歌は優柔不断な俺をいったいどう思っているんだろう?
幼い頃、君更津総合病院で彼女から投げかけられた告白が脳裏に蘇る……。
『零お兄ちゃんのこと、乙歌が絶対に守るから!!』
甘えたがりな幼馴染二人からのおっぱいおしくらまんじゅう攻撃で。
完全にのぼせ上がって倒れてしまった俺を介抱するため乙歌が
ビクンビクンと
俺の脳内イメージで往年のドーベルマン◯事がアメリカンバイクのサイドカーに、
少年警察官こまわり君をお供にしてハイウェイを激走し始めた。
ドゴーン!! ドゴーン!! とマグナムをぶっ放している。
俺のビッグマグナム◯岩先生も暴発寸前だ……。
息も絶え絶えになりながら最後の気力を振り絞って乙歌に問いかけてみた。
「お、乙歌は平気なのか!? 俺は幼馴染とはいえお前の汚れなき手でそんなことさせてしまった……」
夢中で俺を介抱してくれる彼女の
「零お兄ちゃん、私、平気です……。 だって子供のころに約束しましたよね。お兄ちゃんを守るって。だけど勘違いしないでください。乙歌が触るのはお兄ちゃんだけだってことを。他の男の人には介抱だからって絶対にこんなところに触れたりしない。 私が個人レッスンに参加して驚いたかもしれないけど、本当にハンドボールの件もありますが本当の
「乙歌、お前!? そこまで俺のことを想って……」
乙歌の大きな瞳に強い意志を感じた。
やっぱり俺は何も分かっていなかった。彼女がどんな決心をして今回の個人レッスンに参加したのか……。
胸の中に暖かな感情が芽生え、目の前にいる少女がとても愛おしく思えたんだ……。
次回に続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます