1-16-16
「クロシロ?初めて聞いたな」
「そうかドミレでも知らないか」
ドミレは基本スパイ活動をしていて敵チームには詳しい。ほとんどの強いチームは知っている。
「しかも、クロシロは俺らを見ているといった。ドミレも気を付けてくれよ。俺なら何とかなるかもしれないけどお前みたいな遠距離系なんだからさ」
「あぁ俺も気を付けることにするさ。それと、カノン。本部から連絡があった。今すぐ来てほしいとのことだ」
「じゃ行ってくるわ。ドミレはカナをよろしく」
カナの護衛をドミレに任して俺は本部に向かった。
本部
「生体反応を確認。パスワード一致。コードネーム『カノン』と断定。面会予定を確認。お入りください」
ドアが開く。
そのまま案内された部屋に入る。
「やぁ待っていたよ。カノン」
「なぁルーク。なんでわざわざ本部で交換するんだ?俺遠くてめんどくさいんだけど」
「仕方ないだろ。特に今回は盗聴されたら困るんだよ」
こいつはルーク。周りでは殺縛のゼウスと呼ばれている。最強。ランク0の唯一俺より強い奴だ。
「で、話はなんだ?」
「もしかしたら師匠の所在地が分かったかもしれない」
「詳しく聞かせろ」
「以前任務があり、ある館に侵入したんだ。そしたら師匠の銃弾が見つかった。それだけでなく。後ろ姿しか見ていないが師匠らしき姿を見た」
「そっちもか」
「こっちも師匠らしい姿をメンバーが見たって言ってるんだよ」
ちなみに、ルークも師匠は俺と同じイロハだ。なのでイロハの捜索をルークも行っている。
「それで、話を戻すぞ。その姿を追いかけるとあるマンションについた。そして、そのマンションに俺のチームで明日侵入する」
「チーム全員でか?」
「いや、一応俺だけで行く。何かあればすぐ逃げるし戦いになっても勝てるだろ」
「そういう余裕がしにつながることをお前も知っているだろ?」
ルークは笑いながら
「どっかの誰かさんがそういう事をしなければこんなことにもならなかったんだよ」
「だからその分情報があったら金払ってるだろ?てか、本当はお前が任務を俺に押し付けてきたんだろうが」
「知らん」
そして、ルークは立ち上がりどこかに行った。
「なんなんだか」
★☆★
深夜
「ここか。やはり誰もいないはずなのに明かりがついているな」
屋根裏から侵入する。そして、中を見る。
「やは〇〇〇ハ○○じゅ〇〇〇は〇〇がかるな」
「予〇〇〇〇〇るな」
途切れ途切れに聞こえる。
しかし、師らしき姿はない。変装しているだけだろうか?
そして、中にいたんだが電気を消し帰っていった。最初は罠かと思ったのだが本気で帰っていった。
懐中電灯をつける。
「ん?これは・・・・・・・」
資料が落ちている。資料の題名が「アリスタリ化」について。
アリスタリ化って確か電気などを自由に扱えるようになる奴だよな。なんでこんなものが。
これはおそらく暗号化。
カランカラン
「!!」
何かが落ちた音がする。
銃弾か。銃弾!!
そして、謎の足音が近くまで聞こえてきたので資料と弾を持ち帰り、帰還した。
研究科にもっていき解析を開始した。
二週間ほどで結果が来るらしい。
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