1-15-15
数時間後
「はぁ難しかった。でも、カノンも言ってたこと違くない?」
家に帰ってきてカナは文句を言う。
「だからすまなかったってあそこはいつも3人くらいは常駐してるはずなんだけどな。なんかあったのかな。ちょっと連絡するか」
そして、俺はいつも通り連絡する。最近色々あったのでいつもと違う方法をとる。
「なんで電卓なんて取り出してるのカノン?」
「あぁこれが通信機なんだよ」
そして、俺は連絡をする。
「こちらコードネーム カノン。通信求む。」
「はい。こちら本部どうしましたか?」
「3654地点の配備が1人もいなかったんだがどうなってるんだ?」
「え?確かにいるはずですが、少々お待ちください。」
そして、数分間たち慌てた様子で通信に戻った。
「常駐していたもののうち2名の死亡を確認。1名は、重症でまだ意識がない様子。犯人はわかっていない様子。死体から見て敵国のスパイによるものだと判断します。十分気を付けてください」
「あぁわかった。通信終了」
そして、俺は電卓をしまった。
「どうしたの?」
「常駐していたもののうち2人が死亡。1人は重症だってさ。まぁよくもった方だ。」
「どういうこと?」
俺は色々説明した。
あの周りには、鉄道や、船、飛行機などの手段がそろっている。
しかも、今の時代表向きには戦争が終わっているため他の国に自由に旅行ができるということ。
なのでスパイを送ることも簡単なこと
そして、それを見るために我々、殺縛のランク3の奴らが見張っているということ。
全てを説明した。
「カノンもやった?」
「いや、俺はやってないな。俺はそのころは忙しかったからな。ドミレとかアミメとかと一緒に敵国に忍びこんでた頃だから特例で行っていないんだ」
そういうわけで殺爆全体の警備体制がアップした。
その日の夜。俺はある家に侵入していた。殺爆の調べにより夜には相手が判明した。
「あなたが、香川監視官ですか。少し、聞きたいことがあります」
「誰だ?君は」
「俺ですか?俺は殺爆の人間でございます。それで、こいつを知っているか?」
俺はある人物が映った写真を見せた。
「いや、見たことがない」
「嘘つくんですね。残念ながら俺に嘘は通じませんよ。俺人の心読むの得意なんですよ」
そういうわけで少し、ナイフをついた。
監視官の体に簡単に入っていく。
「ぐっ。確かにあったことはある。だが、そんな仲良く話したりする仲ではない。それは、本当だ。信じてくれ」
「ほかに隠していることありますよね。あなたですよね。うちの常駐の人間を二人も殺したのは」
「どういうことかわからな・・・・・」
「!?」
監視官が目の前で突然魂が抜けたように死んだ。
決して俺が何かしたわけではない、突然死んだ。
「あっあ~。聞こえてるかな?カノン君」
「俺を知っているのか。ってことはお前がこいつを殺したのか」
「いや~ね。情報を話しそうになったから殺しちゃった。でも、君結局殺すんでしょ?ならいいじゃん」
「お前どこにいる?俺のことを見ているのはわかるがどこにいるか全くわからない」
「まだ君は知らなくていいよ。でも、気を付けておきな。私たちクロシロはいつでも君たちを殺せる。それだけは気を付けておきな。ばいば~い」
そして、声が消えた。
それにしてもクロシロか。また厄介なチームができたか。
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