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とりあえず『朱雀』ってやつはどこにいる。
「目の前に誰かがいるな。悪いが一撃で殺させてもらうか。グッズ、オープン!『スコープ』調整をしてっとじゃあ苦しまずに殺してやる。死ね!」
バンッ!
俺の愛用ライフルから出た弾丸が目の前の奴に向けて発射された。
後少しで当たるという場所で消えた。
ヒュンッ
俺に向けえてナイフが投げられた。
「ちっ。明らかに不意を突いたつもりだったんだがな」
「いやね。お兄さん惜しかったよ。でも、私には丸見えなんだよね」
「名前を聞こうか?」
「私は、コードネーム『朱雀』。お兄さんあれでしょ?あのなんだっけ『あカメラ』だっけ?それの副リーダーの『ドミレ』。そうでしょ?」
「まさか俺らの情報が洩れていたとはな」
「うん。何でも知ってるよ?弱点も何もかも。ねぇ遊ぼ?お兄さん」
そして、俺と朱雀の遊戯〈ゲーム〉という名の戦いが始まった。
★☆★
「あすみ、急ぐよ、さっさと玄武を見つけないといけないんだから」
しかし、あすみからの返事がしない。振り向くとあすみはいなかったが知らない男が立っていた。
「ねぇあんた誰?あすみはどこ?」
男は、何も言わずに指を指した。指した方向にはあすみが倒れていた。
「雇い主の命令だから殺してはいないさ。それよりここで帰るつもりはないか?仕事は増やしたくないんだ」
「もちろん嫌よ。どうせ、あんたが『玄武』でしょ?さっさと死んでもらうわ」
「やれるものならやってみろ」
私は、直剣を、玄武はナイフを取り出し向き合いあった。
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