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 あれ?カナ、どこ行った?完全に見失ってしまった。

  ヴィーヴィー

 警報音が俺の頭に響きわたる。

これも、もちろんグッズだ。

「こちら、2009地点侵入者を発見。殺爆のデータベースを照合した結果。コードネーム『朱雀』五獣のメンバーであります」

 ヴィーヴィー

「こちら、0350地点。対象を発見。本部へ連絡。結果コードネーム『カナ』誘拐。本部結果。チームあカメラの出場許可」

 まじかよ。奏がまた誘拐されたのかよ。あいつ誘拐されすぎだろ。

 ピーピー

「こちら、『カノン』今回、誰が来ますか?」

 本部からは副リーダー『ドミレ』

そして、俺の同僚の「アミレ」が来れるらしい。

 他にもメンバーがいるが今回来れない。

チームの任務は敵が多い場合などがある。そして今回は敵が多いのだろう。そして『あカメラ』にはまだチームメンバーがいる。

リーダー『イロハ』知っての通り俺の師匠だ。

チームのリーダーは引退以外変わったりしない。

他には『カノン』俺だ。『あすみ』この5人だ。

今はイロハがいないから4人だが、

あカメラは殺爆のチームでランク2位のチームだ。

「よし。集まったな」

 周りには、誰もいない。だが気配はある。

「お前カノンだったのかよ。無線で行っておけよ。変装してるって」

こいつがドミレ。ランクは2と俺より下だが、任務遂行率。統率力が高いため。基本アミレとあすみとチーム任務が多い。

「おう。わりー。ドミレとアミレはいつも通りか?」

 ドミレがうなずいた瞬間。後ろから奇襲。俺は素早くさばき。そいつに言い放った。

「任務前にやめろと言っているだろ。そして奇襲にしては足音を立てすぎだ。もともと気配を感じたがやめろ。アミメそして疑問なんだがなんであすみもいるんだ」

 そう幼く見えるアミメ、その後ろに銀髪の少女あすみもいた。アミメは俺と同い年らしいが、あすみは俺の1個下らしい。

「あれお兄ちゃん聞いてないの?私も追加になったんだって。なんでも『朱雀』のほかにも『玄武』もいたとかで」

 難易度が非常に上がったな。そしてあすみは俺をお兄ちゃんと呼ぶ。その話はまたいつかしよう。ちなみに、五獣とは何でも屋でそれ相応の金額を払えば何でもしてくれる。しかもなかなかに強い。

「よし。それはそうとして作戦会議をするぞ」

そして俺たち『あカメラ』の作戦会議をした。

作戦は、俺がカナを救出。その間に朱雀をドミレが、玄武をあすみとアミメがひきつける。

俺が救出したら、無線で報告。場所を言ったらカナのグッズを使って救出。

そういう感じだ。そしてその後潜入して敵のリーダーを捕縛して終了。

「行くぞ」

 そして単独行動になった。

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