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「どこ?ここ?」
カノンがすることにいちいち突っ込んでいたら、絶対疲れるのであきらめる。
「ここは、殺爆が保有している山だ。そして、これからイロハ式訓練を行う。最初は、鬼ごっこだ」
鬼ごっこ?そんなのが訓練になるのかな。
「質問でーす。ルールは?」
「簡単だ。60分以内に俺を捕まえる。もし、捕まえられたら、今日はもうおしまい。もしできなければきついトレーニングをしてもらう」
「そして、発砲や罠の設置は許可する。銃弾はこれを使え、これだと、睡眠薬つきだ。アフリカゾウでも寝るほどの威力だ。よし。今から十秒後にこい」
何やってもいいの?なら簡単じゃん。いかにカノンだろうと、瞬間移動したら余裕だろうし、発砲して、おしまいだよ。
よし、十秒たったかな。
★☆★
「よし。これぐらいでいいだろう」
俺は罠を大量に設置した。
もちろん、最初だから、避けるのも簡単にした。だが、今のあいつなら引っかかるだろう。
「きゃ、なんで瞬間移動した瞬間に引っかかるのよ」
予想道理あいつは、瞬間移動してきた。そしてグッズは予想道理、移動用こういうところでは向かないな。
そして、50分が立った。
「まだまだだな。後10分もあるぞ。それぐらいの罠、1秒でとくか、引っかからないように工夫しないと、死ぬぞ。たまに、任務で葛根のスパイ、違う事務所の殺し屋との、戦闘がある。そういう時に罠の警戒などもしないと、死ぬぞ。俺の場合は、拷問を行うが、普通が即殺す」
まぁこれぐらいは脅かさないとだめだろう。
「終了。俺を捕まえられなかったから、別の訓練をする」
★☆★
はぁはぁ疲れた。1時間走って追いかけたが、一切追いつけない。瞬間移動はたいして意味がないのが分かったから走ってるが、いろいろな罠にかかり市にかけている。カノンがいうにはこれが一番簡単らしい。
「次は、罠を俺に引っ掛けらるようにする。俺をかけれるようにすれば大体の敵は殺せる。そして、コツだけ話そう。コツは、相手をよく知ることだ。敵の癖、歩幅などを知る。そして一度にかけてはいけない。一回目を避けられたら二個目を引っ掛ける。そういう風に考えろ」
30分後に追うといわれた。
でも、私は罠を作るのは得意だった。昔から細かい作業が好きでよく作っていた。
まぁこれくらいでいいだろう。
「30分たったから、そろそろ来るかな、隠れよ」
ざっと風が吹く。そして気づいたときには、背中にカノンがいた。
えっ早くない?私はカノンから逃げる風を装って、罠にかけようと走りだす。
「かかった」
カノンが一瞬穴に落ちたのが見えた。
確認しようと振り向いたが・・・
「あれ?いない落ちたと思ったんだけどな。んぐぁ」
「んんんー。(誰かー)」
「動くな、手を挙げていろ。こちら『朱雀』対象を接触」
・・・誰?なんかカノンにあった時の感じがする。
私は薄れゆく意識の中で聞いた言葉だった。
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