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「よしじゃあ。ここからは一人で行け」
奏を安全な場所まで送った。
「動くな」
俺は路地裏に隠れていた女にナイフを突きつけた。
「殺すなら殺せ」
この女は、「爆暦」という別の国の組織の一員だ。本部から侵入された可能性があると、連絡を受けてたが、本当にいたとはな。
「お前が、五月雨でいいんだろ。なら、精霊は奪わしてもらう」
俺はそういい、五月雨の手をかざすと、精霊が吸収された。
「お前が噂の精霊泥棒か」
そんなこと言われんの?俺。
「お前はそんなことを気にする必要はない。少しの間眠っていろ」
俺は五月雨に能力を使い眠らした。
「こちら、コードネーム『カノン』以前連絡があった『五月雨』を確保。A-196地点にて、眠らしている。俺は用事があるので、もう行く」
本当のグッズを言わなきゃかな。
俺の本当のグッズは、『コピーレター』という。
殺伐の場合グッズには、特殊な電波がある。
俺のグッズは、それを読み取りコピーできる。
だが、そのグッズの半分の能力しか、コピーできない。まぁ十分なのだが、そして、各国には色々な、物を使ってくる。さっきの五月雨の国は精霊というこの世の根元のような物を使っているらしい。俺はそいつを奪う。それもなぜか、半分しか使えない。そんなことはどうでもいい。今一大事だ。遅刻しかけている。
「はぁはぁ。先生セーフですか?」
「もちろん。アウトだ。まぁ佐藤が遅刻は珍しいから、いいが。今度からは気を付けろよ」
ギリギリ遅刻した。まぁ残り1分で後始末をして向かうのは流石に無理だった。
「おはよ。奏」
「おはよう。佐藤さん」
奏の様子もいつも通りだな。
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