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「よしじゃあついてきて」
奏は、驚いている。そりゃそうだ。
女の声から男の声に変っているのだから。
俺は、歩き始めた。そして連絡を取る。
「こちら、コードネーム『カノン』。田中奏を救出。そして、殺爆に入れたいとおもう」
すると、
「了解。明後日、本部での立会を行う。時間は午後5時だ」
「わかりました」
よし、これで何とかなるだろう。
「どうしたの」
大丈夫と返したが、大丈夫だとは限らない。しかも、こいつに殺し屋の俺の都合に突き合わせていいのか?
でも、こいつに必ず俺がいるとは限らないから自分の身を自分で守ることも必要だ。
「よし。ついた。入れ」
俺は奏といっしょに部屋に入った。
★☆★
「まず、明後日には殺し屋になってもらう」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
一瞬カノンと目があった。
「えーーー」
「私無理だよ。しかも普通の中学生だよ」
「大丈夫。基本任務は私と一緒だ。そして、任務は基本土日で、平日にあったとしても、午後だ。もちろん。学校が休校の時には、働いてもらうがな。」
「あと、私をカノンと呼んで。」
心を読んだの?まぁたまたまかな。
「カノンは一体どんな人なの?」
すると、カノンはどこからか、ナイフを取り出した。
「さて、その話は必要かな?」
私はすぐに謝った。
「まぁいい。そして、私の本当の性別は誰にもわからないようにしている。一人称は今は女だから、私だが、男の時は俺にもなる。そして学校に行くときは途中まで一緒に行くが途中でいなくなる。まぁ気にしないでくれ」
私は、カノンが譲ってくれたベットに横になった。
「じゃあ。お休み」
「おう。お休み」
そして、私は眠りについた。
「死ね」
「やめろ。これ以上私の仲間を奪うな」
はぁはぁ
夢を見ていたようだ。今は、朝の5時。
キッチンからいいにおいがする。
「あぁ奏。おはよう。ほい朝ごはん。これ食ったら、訓練するから、早く食え」
カノンは、今日は男の格好だった。
「おいしかったぁ」
カノンの料理は意外においしかった。
「よし、これから訓練を始める。まずはランニングだ。」
「何キロ走るの?」
私は聞いた。そして、カノンの答えには驚いた。
「40キロだ。」
嘘でしょ。
「40キロも走る必要ある?」
「あぁもちろんだたまに暗殺が何度も続くときもある。そういう時に必要だ。俺の場合100キロは、走った。あとは、任務に行くときは、基本走りだからな。」
そして、私は走った。
「今何キロ?」
カノンに聞いたが、簡単に5キロと答えてくる。なんで体感でわかるのよ。
「はい。40キロ」
終わりを告げられた。私は息をきらして、いるのにカノンは少しも乱れていない。
「今日はこれで、終わりでいい。」
疲れた。明日は筋肉痛は確定だろう。
「学校行くぞ。」
すぐにカノンはそういった。
出会った時の格好で女の人の格好で、
「待ってー」
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