皇帝と悪魔の対話 その3
なるほど、塩を確保する重要性は分かったと。
しかしこれは高率な課税は難しいのではないか、と。
いやはや、そこにお気づきになる陛下は、英邁でいらっしゃる。
もちろん、塩は民の生活に必要な物ゆえ、高くてもみな、我慢して買うでしょうが(それで富豪になった権力者は数知れず)、高すぎれば民の反感を買うでしょうし、海岸線であれば効率が悪くても塩は生産できる事実を鑑みれば、それらと価格で負けるような値段で売れば、だれも正規品を買わなくなります。
ほどほどの価格の品を安定供給する必要がありましょうな。
ほかになにか良い税の掛け方はないかと……?
よいでしょう、まずは叛乱を丹念に鎮圧することが必要ですが、それが一段落したのちできることをいくつかお答えしましょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます