◆登場人物おさらい②

◎ ルクレツィア・ガラッシア(一三歳)

 溺愛悪役令嬢に大手リーチ

 本人にそのつもりは一切ないので出直してどうぞ。

 初恋はほろ苦く終わった。



◇攻略対象かもしれない人たち


○エンディミオン・ステラフィッサ(一三歳)

 柴犬ワンコみを上手に使うことを覚えた王子殿下。

 ルクレツィアへの想いで眠れぬ夜もあるとかないとか。


○アンジェロ・ガラッシア(一五歳)

 公爵家子息。今年学園に入学。

 隙あらば婚約者といちゃいちゃしたい。


○ファウスト・ガラッシア (一二歳)

 公爵家養子。映写機カメラは完成。

 撮ろうとしたけど姉が眩しく見えるし動悸がする。

 何か病気かもしれない。

 

○シルヴィオ・ビランチャ(一四歳)

 宰相子息。メガネが本体。

 今のところ攻略対象らしい場面はなし。

 ルクレツィアを見ると未だに顔が険しくなる。


○フェリックス・スコルピオーネ(一五歳)

 侯爵家子息。泣きぼくろは右目の下にある。

 軟派キャラあるあるの本命にはヘタレになるタイプ。

 自分自身と向き合うのは勇気がいるよね。


○ラガロ・リオーネ(一四歳)

 伯爵家養子。騎士団長子息。

 気を惹きたい相手に意地悪して自爆。

 思春期の過ち。

 公爵家の圧コワイ。よし、強くなろう。


○イザイア(二〇歳?)

 謎の一族オフィユコ家に生まれ育ったが、今はルクレツィア命の鬼強護衛。

 影に潜める特殊能力持ち。

 自分を拾ってくれた公爵は絶対。



◇悪役令嬢かもしれない人たち。


○ベアトリーチェ・アクアーリオ(一四歳)

 侯爵令嬢。

 最近は婚約者の過度な愛情表現に応えるのが恥ずかしいのが悩み。


○クラリーチェ・サジッタリオ(一七歳)

 侯爵令嬢。

 マリレーナとフェリックスを取り合っている。

 五歳年下のご令嬢にも手加減はしない。

 するわけありませんでしょう?

 愛は自ら掴み取るもの!


○スカーレット・アリエーテ(一三歳)

 伯爵令嬢。

 残念な墓掘り令嬢からツンデレなハイビスカス令嬢へ。

 殿下への叶わぬ恋に気づいているが、引き返せない。


○マリレーナ・ペイシ(一二歳)

 伯爵令嬢。

 クラリーチェとフェリックスを取り合っている。

 儚気な容姿を裏切る鋭い舌鋒の持ち主。

 年上で侯爵家とはいえ、粗雑で田舎が領地の令嬢にわたくしが負けるわけありませんのよ。


○ヴィオラ・トーロ(一一歳)

 伯爵令嬢。

 ルクレツィアに憧れている。

 ラガロとの婚約を父親からさりげなく薦められているが、なんとなく怖いし近づき難い。

 



◇サブキャラかもしれない人たち


○ジョバンニ・カンクロ(一三歳)

 伯爵家子息。魔石工学が好き。

 世界観は相変わらず一人スチームパンク。

 成長していろいろと見えてきている、かも。

 メガネにゴーグルを重ねがけている成果かもしれない。

 それでも世界はファウスト君を中心に回っている。


○レオナルド・リオーネ(三五歳)

 伯爵、騎士団長。

 新婚。妖精の初恋を奪った罪は深い。


○ラファエロ・ガラッシア(三五歳)

 公爵。魔王ラスボス

 瞳の色の秘密は。


○エレオノーラ・ガラッシア(三四歳)

 公爵夫人。

 ノーコンだが治癒魔法の力は随一。

 ステラフィッサの至宝、女神。

 お願いだから生きててほしい。


○ピオとロッコ(二一歳)

 双子の商人。

 ガラッシア家三兄妹の商会は順風満帆。

 ピ:オレたちって運が良いっスよね!

 ロ:(魔石でいろんな物が作れて毎日楽しい)


○ドンナ(二八歳)

 ルクレツィア専属筆頭侍女。

 お嬢様好みの専属侍女をたくさん増やした。

 お嬢様のためならわりと何でもする。

 ジェメッリ家の伝手の子飼いの密偵がいっぱい。

  


○セルジオ(四七歳)

 ガラッシア家執事。

 ガラッシア家どころかステラフィッサ王国が、実はジェメッリ家に乗っ取られているのでは?と薄々感じている。



◇世界観の豆知識


○ステラフィッサ王国

 建国王バルダッサーレ一世。

 その妻に歴史上唯一の「星護ほしまもりの巫女」を迎えている。


○ガラッシア公爵家

 バルダッサーレ一世の妹ルーナ姫が祖の筆頭公爵家。


○聖なる巫女

 地水火風星の五柱の神が、それぞれにまつわる災厄から人々を守るために遣わすと云われる巫女。

ヴェントス神…「天占あめうらない」の巫女

テラ神…「地綱ちつなぎ」の巫女

イグニス神…「炎鎮ほむらしずめ」の巫女

アクア神…「海凪うみなぎ」の巫女


星護ほしまもりの巫女

 この世界の五柱の神のうち、アステラ神に遣わされる巫女。

 ルクレツィアは、星が降る災厄──隕石から世界を守る巫女ではないかと考えている。


○十二貴族

 六侯爵家と六伯爵家からなる、ステラフィッサ建国からある由緒ある家柄の総称。


・ビランチャ侯爵家

 法務を司る、宰相を引き継ぐ理性の一族

・ヴィジネー侯爵家

 稀少な治癒の力を持つ一族

・スコルピオーネ侯爵家

 外交、諜報を司る一族

・サジッタリオ侯爵家

 軍略に富み、弓術に優れた狩人の一族

・カプリコノ侯爵家

 財務を司る一族

・アクアーリオ侯爵家

 治水、上下水道設備を管理する一族。国の生命線。


・アリエーテ伯爵家

 肥沃な領地を持つ一族。国の食糧庫。

・トーロ伯爵家

 防御に特化した守りの一族。

・ジェメッリ伯爵家

 子沢山の家系だが、全員が徹底した教育を受け、国の要所にいる。

・カンクロ伯爵家

 あらゆる技術工法を会得している一族。その知識は国の宝。

・リオーネ伯爵家

 騎士団長を代々務める武芸の一族。

・ペイシ伯爵家

 王国最大の港を持ち、貿易の要を担う、強かな一族。


○ラガロの星

 リオーネ家が停滞した時に現れる希望の星。

 リオーネ一門に金の眼を持つ者が生まれたとき、獅子の王として出自を問わず次期当主とされる。

 生来、武芸に優れた才と勘の良さに恵まれる。


蛇遣いオフィユコの一族

 建国からある一族だが、その一族については誰にも知られてはいけない。

 そこにあるのに認められない、けれど求められれば応じなければならない、約束の一族。


○ガラッシアの瞳

 ソラをそのまま映し、すべてを飲み込む呪われた瞳。

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