第12話 シルフィアの話 1


「すごいリューク!本当に魔王を斃したのね!」


 澄んだ蒼色の瞳を丸くして驚きの表情を見せるシルフィア。その顔はまるで、子供頃の騎士に憧れていたシルフィアの顔とよく似ていて、僕たちはほんの束の間、昔に戻ったような気分に浸れた。


 彼女は僕の戦場での話を隣で聞いてくれていたのだが、どれほど荒唐無稽な内容であろうとも熱心に、それでいてとても興味深そうに聞いてくれる。


 今でこそ冷静になって話すことができるが、我ながらとんでもない偉業を成し遂げたものだと彼女の驚く姿を見て改めて認識することができた。


 そうか。僕が、あの魔王の一人を斃したんだ。


 今まではシルフィアのことで頭がいっぱいだったので特に意識することがなかったのだが、世界を絶望のドン底まで叩き落としたあの魔王を斃したのだ。


 それは、凄いことじゃないか。今になってその事実に驚愕し、手が震え始めた。


 はは、魔王を斃す。まさにおとぎ話の英雄だな。そんな歴史上の傑物と同じ、いやそれ以上のことを成し遂げただなんて、いくらなんでも凄すぎる。身に余る光栄とはまさにこのことじゃないか。


 いや、これは本当に身に余る。僕みたいな人間が浴して良い偉業ではとてもではない。こういうのはもっと、才能にあふれた、特別な人間に与えるべき偉業だ。とても僕みたいな人間に与える栄誉ではない。


 そのことに気づいた瞬間、少しだけ怖くなった。


 今までは必死だった。これ以上魔族の暴虐を放置すると、自分の命だけでなく、シルフィアも、そして人類そのものが滅亡する。


 もう時間も猶予もない。ここをなんとかしないとすべてが終わる。だから後先なんて考えず、必死に頑張ってきた。後のことなんて考える余裕がなかったのだ。


 だがいざこうして魔族との戦いに勝利して未来について考える余裕ができると、凄いプレッシャーに襲われた。


 魔族との戦いはまだ続く。もしも僕が失敗したら、本当に人類の命運は尽きてしまう。


 しかし、もしもこの力によって世界を救うことができたら、それは本物だ。本当の意味での英雄になってしまう。


 大きすぎる。まさに重責だ。とても独りで背負えるような重さではない。家名を背負って爵位をもらうのだって大きな負担なのに。世界を救うなんて、いくらなんでも重すぎる。


 僕なんかにできるのだろうか?


 そんな不安に苛まれていると、そっとシルフィアが僕の手を握ってくれた。


 彼女は蒼い目をこちらに向け、優しく微笑むと、「大丈夫だよ」と囁く。


「大丈夫、リューク。私がついてるから」


「シルフィア…、僕は…」


「ほら、おいで」


 シルフィアはそっと僕の背中に手をまわすと、ギュッと抱きしめる。彼女に抱きしめられると、シルフィアの体の柔らかな感触が伝わってきて、なんだか安心できた。


 愛おしい。シルフィアのことが大好きだ。彼女に抱きしめられると、安心する。


 ――そんな愛しいシルフィアを抱いた男がいる。


 その事実を思い出す。そんな僕の異変に気づいたのか、シルフィアはそっと体を離すと覗き込むように僕の顔を見つめる。


「どうしたの?」


「…シルフィア。聞かせて……もらえないだろうか?」


「…本当に聞きたい?」


「うん」


「えっと、それは事実をありのままに伝えた方が良い?それとも、リュークが傷つかないように、脚色した方がいいかな?」


 え、そんなプランも用意されてるの?


 ど、どうしよう?迷うな。正直、聞きたい内容ではないだけに、脚色してくれるならそれはそれでありがたい気がする。しかし…


 それって嘘をつくってことじゃないか。


 もちろん、シルフィアだって嘘をつくことはある。幼少のころ、シルフィアの家で彼女が盗み食いをした時に僕がやったと濡れ衣をふっかけられたこともある。いや、そういう問題ではないのだ。


 嘘をつく。それはもしかしたら、僕を傷つけないための嘘なのかもしれない。それはそれで彼女の心遣いに感謝したいと思う。だけど、そういう問題ではないのだ。


「し、真実を話して欲しい」


「…いいの?たぶん…ううん、絶対傷つくよ?」


 ええー、傷つくの確定なんだー。魔王と戦った時ですら傷つかなかったのに、なんで今になって傷つかないといけないのだろう?なんか理不尽だった。それでも…


「う、うん。それでもいいから、教えて欲しい。お願いだから、嘘をつくのだけはやめてくれないかな?」


「そう?…わかった。それでいいなら――教えるね。なんだか恥ずかしいな」


 シルフィアはその蒼い瞳を上目遣いにして僕を見つめつつ、なんだか恥ずかしそうに頬をピンク色に染め、その燃えるような赤い髪を人差し指と親指で弄っていた。


 それだけ見れば、なんだか恥じらっている女の子みたいでとても可愛らしい。まさかこれから、寝取られ報告をするだなんてとても思えないくらいだ。


「なら、まず一日目から話すね」


「う、うん」


 ごくり、と生唾を飲み込む。


「まずその日はね、ルクス王子に言われた通り、王宮にある専用の部屋に行ったの」


 今回、ルクス王子は僕の加護を万全な体制で発動できるようにすべく、様々な面で配慮してくれていた。


 なんでわざわざ王宮を選んだかといえば、下手にこそこそ動かれるより、堂々と王宮にきてやった方がかえって目立たないという思惑かららしい。


 ま、まあ、そうだよな。まだ結婚してないとはいえ、僕とシルフィアは婚約関係にある。そんな婚約中の女性が別の男と密会なんてしていたら確実に怪しまれる。


 その点、まさか王宮で不倫するだなんてさすがに思わないだろう。なにしろそんなことしたら不倫だけでなく不敬罪にまで問われるからだ。


「そ、それでね。その、もう、そんな変な目で見ないでよ。恥ずかしいな」


「ご、ごめん」


 一体どんな目をしていたのだろう。優しい眼差しでないのは確実だ。


「それでね、外には声が漏れないように防音魔法をかけられた部屋に案内されてね。そこで待機することになったの」


 ――リュークから合図が来るのをね、とシルフィアは告げる。


 合図とはもちろん、通信石のことだろう。僕が通信石で合図を送ったら、シルフィアはそこで間男に抱かれることになる、そういう取り決めになっていたのだから。


「それでね、すごい緊張したんだよ。私もだけど、その男の人もね」


 男…それは間男のことだ。


「そ、そうなんだ。へえ。ところでその男って一体誰なの?」


「うん?それは言えないよ」


「ええー。どうして?」


「だって言ったら殺しちゃうでしょ?」


「あー、なるほどね!確かに殺しちゃうかもね!」


 あははは、まったく、シルフィアは僕のことよくわかってるなあ。さっすが幼馴染だよ!


「わかるよー。だってリューク、顔からすごい殺気が漏れてるよ!」


 と冗談を言い合うみたいなノリで指摘してくるシルフィア。まいったな。バレてたか。やはり元ベリアル帝国の騎士だっただけあって、こういう殺気には敏感なんだろうな。


「それでね、通信石から合図があったから、することになったの」


 ドクン。僕の心臓が唸る。


 シルフィアはもじもじと恥ずかしそうに体を揺らしつつ、チラチラと僕の方を窺い見る。


「や、やったんだね…」


「…うん。その男の人ね、なんかすごく緊張していたみたいで、精力ポーションを十本ぐらい飲んでたんだ」


 へえ、そんなにたくさん飲んだらショック死とかするんじゃないの?それで死ねば良かったのにね。


「それでね、えっと、男の人の、そのあそこがね、うん、すごく大きくなって…もう恥ずかしいな。なんだか体が熱くなるね」


 それはこんな話をしていたら変に興奮もするだろう。シルフィアのしっとりとした白い肌がじゃっかん熱を帯びて赤くなり、汗に濡れ始める。


「準備ができたら、急いで、その、うん、リューク、私たち、やったよ」


 シルフィアはそうはっきりと宣言した。


 やった。やった。やった。


 やったとはつまり、致したということなのだろう。


 それはそうだろう。でないと僕の加護が発動しないのだから。加護が発動したということは、間違いなくシルフィアはやっている。それは間違いないのだ。


 それはわかっている。映像で見たから知ってもいた。ただ本人の口から聞くと、余計にショックだった。


 シルフィアが…シルフィアが…他の男とやってしまった。


 ここで普通の男ならば、シルフィアが穢れてしまったとか言うのかもしれない。でも、その一言だけは口が裂けても言いたくなかった。


 だって、シルフィアは今も昔も穢れてなんていないから。今目の前にいるシルフィアはとても可愛い女性で、僕の大好きな最愛の人でもある。


 だから、穢れてなんていない。これは仕方のないことだ。そう割り切って今はただ耐えるしかない。


「ただね、さっきも言ったけど、その人、すごく緊張していたみたいでね」


 とシルフィアは思い出すような口調で続ける。


「そうだよね。だって勃たないと人類が滅ぶのですもの。緊張するあまり途中で萎えることって…男の人ならあるよね?」


 シルフィアはまるでよくある事みたいな口調で言う。


 なにを言っているんだ、君は。


 いや、確かにそういうこともあるかもしれない。女性にはわからないことかもしれないが、男は緊張しすぎると下半身が言うことを聞かなくこともあるだろう。男の下半身は意外と繊細なのだ。


 それはそれでおかしくはない。おかしくないのだが…


 そのせいで僕は死にかけたんだぞ?わかっているのだろうか?


 もちろん、それがシルフィアのせいではないことはわかっている。どちらかといえば間男のせいだということもちゃんと理解している。


 だからシルフィアを詰ることはお門違いだし、シルフィアを問い詰めるなんて絶対にあってはならない。


 ただ、胸の中にどす黒い感情が沸き起こり、今にも狂ってしまいそうだった。


「その時、シルフィアはどう思ったんだ?」


 僕はなにを聞いているのだろう?今、自分でシルフィアを追い詰めてはいけないと決めたばかりじゃないか。


 シルフィは僕の問いにピタリと口を止めて、じっと僕を見る。


 もしも彼女が、シルフィアが口走ってしまったら、僕の命を軽視するようなことを言ってしまったら、僕はどうするつもりだ?


 しかし、そんな疑問は考えるだけ無駄だった。シルフィアは答えた。


「怖かったよ」


 今まで興奮に顔を赤らめていたシルフィアの顔がさっと青白くなり、彼女は当時のことを思い出したのか、瞳孔は恐怖に見開かれ、体が震える。


「もしも今、リュークの加護が切れて、魔族に襲われたら、どうしよう?リュークが死んじゃうかもしれない、そう思ったら、す、すす、すごく、こ、こわかった…うっ、うう、本当に死んじゃうかもしれないって思って、わ、私、私…」


「ご、ごめん。もういい、もういいんだ!」


 僕は咄嗟にシルフィアを抱きしめる。彼女の体は震えていたのだが、強く抱きしめるとだんだんと震えが止まった。


 僕は一体なにを考えているのだろう?バカなのか?シルフィアが、そんな僕のことを軽んじるわけがないじゃないか。


「私、必死だった」


「うん、わかってる。だからもういいんだって」


 僕の腕の中で当時のことを思い出しているのだろう。シルフィアの顔は完全に恐怖に染まっていた。


 彼女はそっと口走る。


「だから私、必死になってご奉仕したの。リュークを助けたいから、死んでほしくないから、だから早く元気になってって、早く回復してって頑張ったの」


 …うん?


 僕は記憶を振り返る。


 そういえばあの時、うん、その、シルフィアはすごくその、うん、頑張ってたね。


 なんかすごく優しそうな顔をして、その、間男のことを、うん、慰めてた、よね。


 あれはエッチの快感を求めてたとかではなくて、そのー、うん、僕を助けたいという一心からやってたんだね。そっか。よかった。うん、よかったよかった。それでいいじゃないか。


「口も使ったし、おっぱいも使ったよ?だって早く回復してもらわないとリュークが、リュークが死んじゃうかもしれないから!」


「う、うん、わかってる!わかってるよ!そうだよね!僕のためだもんね!」


 口とおっぱいを使うご奉仕って一体なんだろうという疑問もあったが、なんだかシルフィアが恐怖に錯乱し始めていたのでとても聞ける雰囲気ではなかった。


 あとで調べておくか。


「頑張ったの、私がんばったよ?それでなんとか回復してもらえたからすぐに再開したんだよ?」


 そ、そうなんだー。そっかー。うーん、うーん、どうしよう?再開ってつまり、そういう意味だよね?


「そのあとはね、頑張った甲斐もあって、ずっとあの人とエッチなことができたよ?私、必死だったから、本当に必死だったから、やるのに夢中になってて、ちょっと通信石を見るの忘れちゃって。ごめんね、リューク」


 そっかー。通信石を切ってもう止めてくれって頼んだのになかなか終わらなかったのは、そういう事情があったんだあ。そういう事情があったなら、タイムラグがあるのも仕方がないよね!


 そうだよね。必死になったら、周りを見ている余裕なんてないもんね。それは仕方ないよねえ。


「リューク」


 シルフィアはなんだか甘えたような声を出した。


「生きててよかった。本当によかった。だってリュークまで失ったら私、本当に独りになっちゃう」


 シルフィアは涙で目を潤わせながら、そっと僕の首に手をまわして抱きついてくる。


 彼女の柔らかな胸の感触が僕の胸板にあたり、甘い香りが鼻腔をついてきた。


 彼女は自分から口を寄せてきて、そっと僕の唇にキスをする。シルフィアの唇の柔らかな感触が伝わってた。


「ん、リューク、リューク、ん、好き💓」


「僕も好きだよ、シルフィア…大好きだ」


「生きててよかった、よかった、死んじゃうかもしれないって思って、すごく怖かったよ」


 甘えるように何度もキスをしてくるシルフィア。そんな彼女の背中にそっと手をおいて、僕からもシルフィアの唇を奪って何度もキスをした。


 シルフィアという女性は昔は騎士を目指していて、その影響からか女の子ながら男の子みたいに剣を振るう、とても勝気な子だった。


 それは数年の時を経て再会したときも同じだった。確かに体こそ女らしさを帯びていたが、その精神の部分はとても勝気で、女より男っぽいところがあった。


 しかし、今の彼女は、体だけでなく、心まで女になっていたような気がした。


 ちょっと前まで啄むようなお子様キッスしかできなかったはずなのに。いつの間にか、すごく上手なキスをするようになっていた。


「はあ、はあ、ぐす…その日はね、夜になってリュークたちが魔族軍をやっつけたって報告があって、私、嬉しかった」


「そ、そうなんだ」


「ふふ、ふふふ」


 シルフィアはまるで何かを思い出すかのように小さくも、嬉しそうに笑う。


「ありがとうリューク」


「?どういたしまして?」


 一体何に対する感謝なのだろう?


「聞いたよ、リューク。魔族を皆殺しにしたんだって?」


 シルフィアの綺麗に澄んだ瞳が若干、暗くなったような気がした。


「ふふ、ふふふ、アハハ!その報告を聞いた時ね、私、すごく嬉しかった。だってあのクソ魔族が死んだんでしょ?ふふ、凄い、凄いよリューク。大好き💓」


 そう言ってシルフィアは再び僕の唇にキスしてくる。今まで以上に甘く、求めるような激しいキスだった。


 なんだかシルフィアの体温が熱く上昇している気がした。ちゅっちゅっと水音をたてながら僕に口づけをするシルフィア。そんな彼女の背中を擦っていると、汗でじんわりと手の平が濡れる。


「リューク…私、その報告があるまで本当に心配してたんだよ?リュークが死んでしまったんじゃないかって不安で不安で、生きた心地がしなかった」


「うん、不安にさせてごめんね」


「ううん、いいんだよ。だって――」


 ――いっぱい魔族を殺して私のことを喜ばせてくれたもん…とシルフィアは云う。


 シルフィアの目はとても暗く、なんだか狂気に満ちているように見えた。このままだとなんだかシルフィアが病んでしまいそうな雰囲気さえあったので、話題を変えようかと思った。といってもどこに変えれば良いのかわからず、結果…


「それで一つ聞きたいんだけど…」


「うん?なに?」


 と可愛い声で聞くシルフィア。


「その、やってみて、どう思ったのかな?」


「うん?どうって、どういうこと?」


「えっと、だから、その、性行為をしているわけだから、その気持ちよくなったとか、そういうことってあったのかなって思って」


「あ、あー、そういうこと?うーん、そうだなー」


 ちょっと言い難い質問だっただけに言葉を濁してしまったが、どうやらシルフィアにこちらの質問の意図は通じたらしい。彼女は頭をぽりぽりとかきつつ、


「えっとね、リューク。私、あの時はリュークのことしか考えてなくて、実は気持ち良いかどうか、あんまりよく覚えてないんだよね」


 はは、と乾いた笑いをするシルフィア。


 それは、うーん、どうなのだろう?たぶん、本当のことを言っているのだろう、そんな気がした。


 シルフィアの顔を見る限り、嘘をついているようには感じなかった。シルフィアは本当のことを言っている。


 そうだよ、僕は一体なにを考えているのやら。シルフィアが他の男とやって気持ちよくなるわけないじゃないか。はは、まったく僕って奴は。


 そう思うとなんだか肩の荷がおりて楽になった。体内にあった黒い感情もやや薄まり、心が安らいでいく。


 確かにシルフィアが他の男に抱かれてしまったことは、苦痛ではある。だが、耐えられる。これは仕方のないことだと割り切れる。そう、仕方がないんだ。だから納得するしかない。


 でもそれだけだ。それ以上のことはなかった。ならそれでいいじゃないか。


 そうやって納得しかけたその時。シルフィアが口を開く。


「それでね、リューク」


「うん?なにかな?」


「次の日の話なんだけどね」


 …そうだった。まだ続き、あったんだ。


 なんとか理性をフル動員して黒い感情を抑えることに成功したのだが、一日目の話でこの衝撃だ。うん、大丈夫かな?僕の理性、保つだろうか?


 シルフィアは今、僕に抱かれているというのに、なんだか加護が発動しそうな気がした。

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