第20話みゆきと契約
みゆきさんが取り押さえた看護師は駆けつけた警備員によって連行される。看護師は警察に身柄を保護されるとのことだ。
僕たちは事件現場にやってきた警察関係者と共に病院が用意した個室にはいる。
ここで事件の事情聴取を受けることになる。
もちろん被害者という立場でだ。
面倒だけどしかたないね。
警察には協力しないと。
病院の人が温かいコーヒーをいれてくれたので、それを飲んで待っていると一人のスーツを着た女性が入ってくる。
黒髪のもっさりした雰囲気の女性だ。黒ぶち眼鏡の奥の瞳は何を考えているのか読めない。でもおっぱいはなかなか大きい。スーツのボタンがはじけそうだ。
あれだ、地味巨乳というやつだ。
嫌いなジャンルではない。むしろ好物だ。
「公安13課の小笠原夏子ともうします」
彼女は名乗る。
僕に警察手帳をみせる。階級は警部とあった。まだ二十代後半に見えるからキャリア組とみていいだろう。
「やっぱり公安がでてきたか」
みゆきさんは言う。
テロなどの重犯罪を取り扱う公安の中で13課は
「今回、おそらくですが種子島さんは人形使いによって襲撃されたとみていいでしょう」
小笠原警部はかたる。
人形使いとはここ数年この社会をテロの恐怖に陥れている犯罪者の一人だ。もちろん本名や年齢は不明だ。その容姿すら不明だ。
人形使いは下部組織の構成員を使い、文字通り人形のように操り、凶行をさせるのだという。
犯行を行ったものはその後、自殺するのがほとんどだが、わずかな生き残りの証言により、その犯行の手口がわかったという。
それはある日突然タブレットなどにDMが届き、それを開くと意識を失い、気がつけば犯罪をおこなっていたという。
犯罪を行うにあたり人間の能力を越えて決行されるときもあり、その姿は誰かにあやつられているようだというのだ。
あの手首を折られた看護師のように。
「今回、被疑者を死なせずに逮捕できたのは何よりです。淡路警部補、喜界少尉、協力を感謝します」
小笠原警部補はペコリと頭を下げる。
それにしても巨乳が机にのっているな。
チラリと横を見るとみゆきさんも巨乳を机に乗せている。
そうすると楽なのかもしれない。
乳休めかな。
もちろん白はのせるほどのおっぱいはない。いわゆるシンデレラバストだからだ。
僕たちは事情聴取から解放され帰宅する。
「災難でしたね」
シートベルトをおっぱいに食い込ませながらみゆきさんは言う。
素晴らしい運転技術でSUVは山道を進む。
「そうですね」
パイスラを凝視しながら僕は答える。
「いよいよ、実力行使にでたのかもね。お兄ちゃんは目立つから」
後部座席の白は言う。
だけど、僕は他の男性と同じように引きこもる気はない。
せっかくこんな世界にやってきたのに引きこもるなんて馬鹿らしい。
五花族や女神たちのたそがれなんかがちょっかいをだしてきたら、受けてたとう。
「わかりました、全力でお守りします」
とみゆきさんは言ってくれた。
「そのほうが面白いしね」
と白は言う。
帰宅した僕たちをあやの先生、涼子さん、麻季絵さんが出迎えてくれる。
もう外は真っ暗だ。
三人は勢いよく僕に抱きつく。
「大丈夫?怪我はない?」
必要以上にあやの先生は僕の体をさわる。涼子さんも麻季絵さんも同じようにベタベタとさわる。
うふっそんなに触られると感じちゃう。
この後、僕たちは麻季絵さんが作ってくれた野菜ラーメンを食べる。チャーハンもセットだ。
温かいラーメンが冷えた体にしみるな。
鶏ガラの味がきいていて、スープも抜群に美味しい。チャーハンはパラパラで本当にお店のようだ。
ご飯を食べた後、お風呂に入り、身も心もスッキリする。
そして白をともない、みゆきさんの部屋におもむく。
今夜のお供はみゆきさんにお願いしよう。
今日、僕を身をていして守ってくれたお礼だ。
むふふっ、あのお肉のたっぷりつまったHカップおっぱいを堪能するぞ。あやの先生のふわふわおっぱいもいいけどみゆきさんの密度の高いおっぱいもいいんだよね。
すでに淫紋ことリリムの紋章のことは説明してある。
部屋に行くとみゆきさんはタンクトップとパンツというラフな姿でタブレットで音楽をきいていた。
飾り気がないけど、みっちり肉のつまったおっぱいの谷間がエロいな。
僕の波動砲も戦闘準備を整えている。
「やっと来てくれたのね♡♡」
みゆきさんはヘッドホンをとり、ブチュッとキスをする。
なんだ、彼女もやる気満々だな。
ポイポイと服を脱ぎ捨て、真っ裸になる。
おほっなんていい体をしているんだ。
おっぱいはプリンと上を向いていて重力にさからっている。もちろんお尻も張りがあり、ギュッと肉がひきしまっている。
格闘技をやっているだけあって手足にはキッチリと筋肉がついている。それに腹筋もわかれていて、まるで板チョコみたいだ。
「きれいだよ、みゆきさん」
僕は言う。
「うれしいわ、豊久さん」
チュッチュッとキスの嵐だ。
「本当にエロい体をしているね。腹立たしいわ。じゃあさっそく儀式にとりかかるわよ」
なぜかプリプリと白は怒っている。いやいや、白のちっぱいもおつなものだよ。
儀式は滞りなく、終わり、みゆきさんの右太ももに淫紋が浮かぶ。
「不思議ね、これで避妊できるなんて魔法そのものね」
みゆきさんは言う。まあ、きかなくて孕んでも本望よと彼女は言う。
「それじゃあ、お楽しみを。またボクもかわいがってね、お兄ちゃん」
白は部屋を出る。
もちろんだよ、白。
ということで僕たちはベッドに倒れ込み、愛し合う。
くーこれはたまらんぞ。
みゆきさんの引き締まり、なおかつ柔らかな体はたまらんぞ。
むちゃくちゃ気持ちいい。
肌がぴったりとくっついて離れない。
たぶんだけど、相性がめちゃくちゃいいのだ。
「らめぇ♡らめぇ♡気持ちよすぎて頭へんになっちゃう♡♡」
この乱れっぷりたまらんな。
普段冷静沈着なみゆきさんが僕にだけこのあられもない姿をみせている。
これは独占欲をとても刺激されて快感は倍増だ。
みゆきさんは快楽指数を1000倍にしているという。
泣きながらも気持ちいい♡♡を連発している。
僕も数え切れないほど絶頂を味わい、すべてをだしつくした。
快感に体の震えがとまらない。頭がぼんやりしている。
「はー気持ちよかったよ、みゆきさん」
ブチュッと大人のキスをし、余韻にひたる。
「私もこんなのはじめて♡♡あなたの警護につけてしあわせ♡♡」
吸い付くように僕に抱きつき、みゆきさんははなれない。
「私ね、よく夢をみてたのよ。そこでは私はしがないスーパーの店員なの。そこでよく買いものにくるお客さんを好きなるの。私にできるのは疲れているその人が買うお弁当に多めの割り引きシールをはることだけ。その人すごく豊久さんににてるのよね。すごく疲れている顔をしているけどね」
みゆきさんは言う。
もしかするとそれは僕たちがいた世界の記憶なのかもしれない。彼女はそれをもっているのかも知れない。
僕のことが好きだったなんて、まさかの発言だ。僕も好きだったよ。
あの世界でみゆきさんとつきあえていたら、もっと見えてくるものも違ったかもしれないね。
今はこの世界を楽しもうとおもっている。
僕たちは痛いほど抱きしめあいながら、眠りついた。
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