第3話

空が遠い。ようやく休みがきたと思ったら、たまった疲労で体調不良。なんのための仕事なの。鷹揚にためいきを吐いて、寝返りを打った。

頭の中だけでも楽しくしなきゃね。

私はいつだって自分の好きに敏感で素直だ。

恋愛感情はないけれど、恋愛ものは好き。魔法使いじゃなくたって魔法使いの話は楽しいし、現代人だけど古代のお話はワクワクする。

殺人衝動なんて知らないし、そんな面倒なことしようとも思わない。戦争だって大嫌い。でも、物語で感動する。恋愛だってそういうものなのに、なぜか線引きされてしまう。

あーあ、ベッドからは空が見えない。

目が覚めたらドラゴンが隣にいて、かわいいクリクリの目で見つめていてくれないかな。

不思議な力で魂だけで冒険してみたいな。

こんな体じゃなくて、強くて剣技に巧みで…ああ、なんて素晴らしい世界。


私は生まれ変わっても、異世界転生しても、AロマAセクがいい。

















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