第137話 うっかり◯◯した!
ゴブリン迷宮の課外活動は一日目が休日、二日目が授業として扱われ、本日三日目は振替休日となっている。
なので俺は絶賛お休み中なのだが、冒険者ギルドより呼び出しとのこと。
もちろん無視した。
「そんなことだろうと思ったよ…」
「何でいるんですかね?」
迷宮探索当日、監督役の冒険者ともう一人が家にいた。というか俺の部屋まできた。もう一人は見たことないから、探索には来ていない人だ。
なかなか雰囲気の在る人で、恐らく相当に強いのではなかろうか?
それよりも問題は…
そのもう一人が『エルフ』であること。
そして…
超美人な巨乳のお姉さんであることだ。
そのプラチナブロンドに輝くロングストレートの髪は腰に掛かり、サファイアブルーの瞳は全てを見透すかのよう。高い鼻筋に薄い唇、白い肌はラメなんかないのにキラキラと輝いている。
そして緑を基調としたドレスタイプのワンピースは露出が多いのに上品さを損ねない。あぁ…そんなに深くスリットがっ!?
「結婚して下さい」
俺は思わず片膝を付き、右手を差し出し、求婚していた。
「ウフフ…寝起きで寝巻きじゃなかったら考えてあげても良かったんだけどな…」
「いや、そういことじゃないんですけど…アンタもちょぉっと黙っててもらえませんかね?」
「あら?だってこんなにストレートに求婚されたのなんて久しぶりなのよ?」
しまった。俺はどうやら取り乱してしまったらしい。俺としたことが…。
「失礼…少し取り乱してしまったようです。あまりにも貴女が美しかったものですから…」
「ウフフ…お上手ね?」
「俺はいつでも正直ですよ…」
「お前もちょっと黙れ、頼むから。あと、良いから着替えろ」
邪魔すんなお前っ、ぶっ◯すぞっ!?とはさすがに言わない。
「あぁ、じゃあ着替えるから俺の部屋から出て行ってくれる?というか応接室に行ってください」
「分かった。ちゃんと来いよ」
「私はここにいても良いけど?」
「何言ってんだアンタっ?いいから出ろっ、早くっ!」
「ウフフ…じゃあ後でね」
とウインクを飛ばし、部屋から出て行く巨乳スリットエルフのお姉さん。
仕方ない…何かうるさいのも一緒にいたが、着替えて応接室に行くとしよう。
しかし、エルフ…か。存在するのは知ってはいたが、二度目の転生をしてからは初めて見たな…。前世で出会ったエルフは控え目に言ってスレンダーだったしな。ま、容姿はとても良かったが…。
でも今の
俺は…何故あの
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