3.ゲロ
ゲロは吐かれる、いや吐かれた、吐き出された。吐かれたゲロ、上品にいうと吐瀉物だ。それは床に落下して辺り一面に散らばる。吐いたのは弟だ。きっと車に酔ったのだろう。我々一同はそれを処理する訳でもなく、店員を呼ぶわけでもなく、無視して買い物に行く。弟はあんなに大量のゲロを吐いたのに大丈夫なのだろうか。でもきっと大丈夫だったのだろう。あのデパートはどんな構造だったっけ。忘れた。ゲロは入り口に入ってすぐ吐かれたので、きっと踏んづけた人もいるだろう。迷惑過ぎる。私はゲロが嫌いだ。親の職場の食事会に呼ばれて、そこについて行った私は原因不明の吐き気に襲われ大量にゲロを吐いた。だからゲロが嫌いだ。ゲロは吐くのも吐かれるのも見るのも聞くのも嫌いだ。気持ち悪い。でも私たちはみんなゲロを吐いて大人になるのだ。だからしょうがないでしょう?げぇっ
* * * * *
私は子供の頃、というか小学生の頃、自分を絵の天才だと思っていたし、星のカービィでもあると思っていたし、モンキー・D・ルフィでもあると思っていた。でも実際には違うという事に気が付いたのはつい最近だ。実際には私はお花であった。
* * * * *
クリ2に出会ったのは2年前だ。彼女はコーヒーの影響でひどい口臭だった。おまけにゲロを吐いたばかりであるらしく、こっちが嘔吐しそうだったのを覚えている。
* * * * *
わたしはあなたがすきだし絵もすきなんだ。おかねを払いたいんだ。すきだから。とてもとてもとてもすきなんだ。あなたが。あなたじしんが。あなたはさみしがりやなのかな?ぼくはあたまがわるくてわからないんだ。他人と話したけいけんがなさすぎる。まったくみっともないったらありゃしない。はずかしい。でもしょうがないからぼくはわたしはせいいっぱいの力であなたとお話したんだよ。とてもたのしいよ。うれしい。ぼくはね。あなたは?ぼくはわからない。かなしい。でも、そうごうてきにはうれしいから、うれしい。あなたが好き。ぼくはたよりない。わたしはあなたのためならじいこういをやめることもためらわない。あなたに幸せになってほしいからぼくはなにもしないんだ。さみしいけれど、あなたがすきだからがまんするね。ありがとう。
* * * * *
みっともないせいじやちえじまんやちからじまんはやめてあいについてかたろうよ。
ぼくはそれをしたいきぶんだ。
もううそやぎまんはうんざりだ。コミュニストがなんだって?しらないんだ。そんなこと。
ぼくはあいしかもとめない。いまはね。ぼくはあたまがわるくておかしいからね。
* * * * *
好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好きあなたはとてもやさしい。ぼくが誠実?あなたこそ。ありがとう。本当に。本当にうれしい。
CChris's Crisis えんぴつ @EnpitsuToybox
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。CChris's Crisis の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます