第7話 he・to・heat

私はいつも通り出かけるとそこには元カレの優希が立っていた。

優希「おはよう、驚かせちゃった?」

舞香「おはよう…驚いたも何も、急にどうしたの?!」

優希「驚かせてごめんごめん、急に押し掛けたのは悪いけど、実は丁度この街に通りかかってね、それで連絡をしないで来ちゃった。」

舞香「そうだったの、寒いでしょ?カイロあげようか?」

優希「そんな、申し訳ないよ」

舞香「良いのいいの、予備があるから!」

優希「じゃあ、お言葉に甘えて」

久しぶりの2人の再会だが、腕時計を見る舞香

舞香「やばい、もうこんな時間?!ごめん、もう学校に行かなきゃ、また会おう」

優希「気おつけてね」と言いながら手を振って、舞香は急いでバス停に向かったのであった…。

優希は大学に進学する上で、別の街に一人暮らしをしてなかなか遠くて会えること無く別れることになった。

そんな優希が何故また舞香の目の前に戻ってきたかと言うと、丁度地元に大学の教授の実家があったらしい。

教授が実家にある材料を持ってくるように指示したのでした。

なんとも人使いの荒いと思うかもしれませんが、単位もしっかり取っていて教授と仲が良く、本当は教授が取りに行くはずだったのですが、優希本人がそれを取りに行くことを相談した所、丁度面白いものも見せてくれるという話になりました、。

教授は虫が好きな人で、小学生の時から虫集めや虫の標本を作るほどです。

優希にとって論文を完成させるために虫の研究をしていたために、その標本を貸してくれるとの事だそうです。

教授「蝶は昼に行動し、蛾は夜に行動する、蝶は目が発達しているから昼に行動でき、蛾には前翅と後翅を繋ぐ翅棘がついている…」などとウンチクを語り始めてからなんと他の種類の虫を倉庫からも取り出して気づけば3時間も経っていた。

教授「もうこんな時間か、昼飯の時間だな何か美味しいものでも食べよう」

と言って地元の定食屋に連れて行って貰ったのであった

(一方、舞香は)

昼飯を食べながら優希が今は何をしているのか上の空になりながらカレーを少しずつ口に入れていた。

舞香の友「ねぇ、舞香おーい」

舞香「あっ、ごめんどうした?」

舞香の友「もう、窓の外を見てボーッとするなんて舞香らしくないよ…カレー冷めちゃうよ」

舞香「ごめんごめんカレー美味しい」

舞香の友「なんか怪しい…」と言い

舞香「実は…元カレが玄関の前で今日、立ってたの」

舞香の友「えっ、元彼が?それでどうだったの?何か言われた?」

舞香「うん、普通に元気で変わらない人だったよ。こっちに用事があったみたいでたまたま寄り道したらしいの」

舞香の友「へぇ、それで上の空になってたんだ。」

と会話をしていたのであった。

そして家に帰る途中、メールが届いた。

優希からであった。

優希「今日、また会える?」

そして舞香は会った。1時間ほど話をして舞香は駅で彼を見送りをしたのであった。

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