休みの日(12/10)
「今年もまたすごいね」
「多過ぎると言ったのですが、無意味でした」
「うん。布、特に布の端切れを見たら暴走するしね、姫様」
「はい。暴走機関車でした」
「はは。うーん、じゃあ。この端切れの山は僕が裁縫係の子たちと一緒に浮くクッションカバーを作ろうかな」
「よろしくお願いしますぞ」
「うん。ところで、隼士。まだ漁火花は見つからないのかい?」
「はい」
「こんなに長い間、ずっと?」
「面目次第もございません」
「いや。うーん。あのさ。君がすごい気分を害する事を言うよ」
「どうぞ」
「姫様をずっとアドベントカレンダーに閉じ込めておこう。とか考えてないかい?」
(2022.12.10)
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