第4話 転機

暑かった夏も終わり、少し肌寒い秋になろうとしていた。もうダウンを着てる人すらいる。そんなに寒いか?と疑問を抱きながらも特に興味もないのでまた歩き出す。

大学ではそろそろ文化祭の準備が行われる時期になってきた。今年もどうせ家でゴロゴロして終わるんだろうなと思っていた矢先、ある一本の電話が俺の携帯を揺らした。知らない番号だったので、恐る恐る電話にでた。

「はい、もしもし?」

「えー進太郎くんの電話ですか?」

「はい、そうですけど、誰ですか?」

「大船夕輝です」

「お前かよ!やめろよ怖いから!てかなんでLINEじゃないんよ笑」

「すまんすまん笑一回やってみたくてさ。てかそろそろ文化祭の準備ちゃう?」

「そーやって、んまぁ特になんの思いもないけどな」

「お前出ろよ」

「は?なにによ」

「文化祭」

「いや何言うとんよ笑笑何で出るんや」

「漫才」

「ま、ま、漫才!?!?」

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芸人への道 デュポン @rintaro_iwa

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