第50話  剣を作りましょう

 女の人には、ケツの穴が二つあるのか?

 しかも俺の大きな(自主規制)をすっぽりと受け入れてしまって、中でうねってるんだぜ!!なんだぁ!?これは……天国か……


 俺は、イヴァンカ姐さんに三パターンの体位を教えてもらって、


「女の子でも初めては、痛いのよ。優しくしてあげるのよ」


 と言われた。

 それから、俺の神殿から貰っていた外套を見て、出世払いにしてくれた。

 ちょっと待て?俺、出世払いが多くないか!?

 これを踏み倒したら、どうなるんだろう?


 リンゼイも満足げに、朝、姐さんの部屋から出て来た。


「おまえ、NO1の姐さんに気に入られたんだって!?良いよな。銀髪なんて武器を持ってて」


 俺は苦笑いをした。

 ここは、髪の色なんて関係のない所じゃん。

 と思いつつ。


 その日は、初めてアレックスに一人で剣を作ってみろと言われた。

 助手には、見張りの彼が入ってくれた。


 全く、一人で剣を作るのは初めてだ。

 俺は、緊張していた。


 魔法は一切使わずに、アレックスの作った手法でやれだと……

 今まで、アレックスの作業は毎日見学して来たが。


 俺は低めの火の炉で、鋼をまず熱した。

 そして水につけて、鋼を分裂させないようになる。

(中略)

 熱い温度で鋼を大槌でたたくことと、水で冷やして、鋼を強くしていくこと15回で作業は終わった。


「いびつだが、心がこもっている。数をこなしていけば、一人前の刀剣鍛冶師になれるだろうな」


 そう言われて俺は嬉しくなった。

 初めてやったことで、俺が褒められたことなんてない。

 俺は褒められたことが嬉しくて、それから一年くらいは馬鹿の一つ覚えのように刀身ばっかり作ってたんだ。


 この頃に、光の神殿の三賢人の交代があるいうニュースが飛び込んできた。

 三賢人の一人が遅い結婚をして、位を退いたのだという。

 その代わりに大陸の名を冠した巫女(タナトス・リーア)と呼ばれる人が神殿の最高責任者になったんだと。


 それが、デュール谷で出会ったエリサさんだったと知るのは、もう少し後だ。

 なんでも彼女はその昔、光の神を召喚して、闇の神を天に帰した伝説の人で、神殿側はエリサさんの力が無視できないみたいだった。

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