第49話  俺の初体験

 リンゼイは、アルテアに来てから周りに知った人がいないせいか、やたらに俺に絡んできた。

 それは俺も同じなんだけど……

 アルテアには知った人なんていないし。


 リンゼイも俺と一緒に鍛冶の事を習っていた。

 とにかく、ややこしい手順は簡略化されてるからな。これでも……って感じだが。


 俺が二つの精霊を使い分けて、炉の温度管理がすぐ出来るようになったのは、料理を教えてくれたセルグ師のおかげだな。初めに鋼を魔法の力で溶かして、アレックスは驚いていたよ。


 大槌は、大剣くらいの重さか?

 アレックスが重さは調整出来るからと言ってくれた。


 その日は、修行が休みでリンゼイの誕生日の2日前だった。


「俺は20歳になるんだぜ。母親がすげ~厳しくて18歳の娼館解禁の時も許してくれなかったんだ。付き合ってくれよ。女を抱くのは、初めてなんだ」


「他の人にまで、ケツを掘られたくねぇし!」


「何を行ってるんだ?」


 俺は黙ってしまった。

 娼館て、女の人とそういう事をするところなのは知っている。

 女の人のケツを掘って良いのかな……

 リンゼイに言ったら、思い切り馬鹿にされた。


「お前、チェリーなら、チェリーだと言えよ。そういう奴は姐さんに任せれば良いんだ」


 なにも知らないお子ちゃまに言われてしまった。

 これでも、経験者なんだけどな。


 日が暮れて俺たちは、歓楽街へ繰り出した。

 ゾーイという大きな娼館の客引きに引っかかって、中に連れ込まれてしまった。


 リンゼイとは引き離されて、俺は顔が好みだと言われて逆指名で、NO1のイヴァンカさんという姐さんの部屋に案内された。


「一緒に来た坊やに聞いたわ。チェリーちゃんですってね……」


「俺、経験ありますよ」


「あら、そうなの!?」


「ケツなら、何度も掘られてますよ」


 イヴァンカ姐さんは燻らせていた、キセルで咽ていた。


「君って……そういう趣味なの!?綺麗な顔と銀髪してるのに……」


「あっ!!俺の純愛を馬鹿にしましたね!?オルランドさんと俺は……」


「ストップ!!それ以上は言っては駄目。君の為にも、彼の為にもならないわ。君がチェリーちゃんなのは分かったわ。私が女の事をイロハから教えてあげる。好きな女の子が出来た時には、こうするのよ」


 姐さん、いきなり俺の(自主規制)を舐めて来たのよ。

 それがとっても、ねっとりとしてて気持ちが良いんだ。

 堪えきれなくて、俺はふいたよ。(自主規制)


 俺はとっても申し訳なかったが、姐さんは怒ることなく綺麗に拭いてくれた。

 そして第2回戦、程よく硬くなったところで、姉さんが俺の上に乗ってきた。

 姐さんが自ら、ケツに入れるの?

 俺の(自主規制)大きいよ?

 あれ違うの!?

 別の穴がある~?


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