第45話 俺のガールフレンド
俺は、1つ進んだ学年に編入を許された。
何でもデュ-ル谷へ行った事は、授業の一環としてカウントされるようだ。
ううぅ……
また、俺よりガキと魔法学のイロハをお勉強するのね。
今回は、進級の時期に間に合ったので、変な自己紹介させられることも無かったし、体格が良くなったので、俺の席は一番後ろだ。
斜め前の女の子がしきりに、俺の事をチラチラと見てきた。
さすがに俺も気になって話しかけたよ。
「何?」
「あのラ-イよね?」
茶髪の三つ編みの子ってロリィじゃないのか?
「そうだよ、ロレッタ・フレイドル」
俺は、思いきりの笑顔で言った。
彼女は、1年前よりも可愛くなってたぞ。
「身体が随分大きくなってたし、名前が違うから違う人かもって、思ったわ。
でも、そんな銀髪の人はそんなにいないし……」
「あぁ……名前は本名が分かったからなんだ。ライアン・ロぺスで神殿に、出生届けが出されてるからって、仮の名のラインハルトは取り消されたんだよ」
俺は、事実を言った。
谷を出る時に、エリサさんに言われたんだ。
もう、ラインハルトはこの世の何処にも存在しないとね。
オルランドさんが祝福してくれた名前だったし、父親にあんな態度をとられて、悔しくてライアンなんて名乗りたくなかったけど。
でも、ライアンが俺の本当の名前で、この先魔法使いになるには、ライアンでいる方が都合が良いなら、今の俺はそれに従うしかない。
「ラ-イ、男らしくなったのね」
ロレッタの言葉に、俺は何故かドキン
それから、俺とロレッタはお昼ごはんを一緒に食べる仲になったんだ。
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