初の授業(裏)
目を一度こすって開いてみる
「ふ、増えてる」
さっきは一体だけだったのに・・・
「えっとぉ、どちら様でしょうか?」
『僕達は精霊なのっ!』
「えっ?精霊って見えるものなの?」
いるのは今日聞いたが・・・
『見えるのっ!フレイヤくらいの魔力があればねっ!』
じゃぁ、ほとんどの人が見えないじゃないか
「でも、なんで今?」
『フレイヤ、魔法を使おうとしたでしょ?だから手伝おうと思って!』
「それは嬉しいけど・・・」
『じゃあ早速はじめるのっ!僕の真似してね』
「えっ、えっ?今から?」
『全ての精霊違よ我が魔力に応えよ』
「す、全ての精霊違よ我が魔力に応えよ」
『命ずるはフレイヤ、この世界を永久の牢獄へと閉じ込めよ』
『全属性複合魔法クロノシス』
「命ずるはフレイヤ、この世界を永久の牢獄へと閉じ込めよ」
《全属性複合魔法クロノシス》
今、勢いで物凄いこと言った気がするんだけど
***
「い、今何の魔法つかったの?」
『時間を止める魔法』
やっぱり、そんな気がしてたよ・・・
今日の夜は雨と風がずっと吹いていたのに、音が全然聞こえなくなったし、何か白黒だし、何より詠唱がね?
「ちなみに何級?」
『天災級なのっ!』
私はそんなものを何でもないように使わされなのか・・・
「どうやって解除するの?」
『
《
瞬間、色が戻り外はまた雨が降り出した。
『初めての魔法はどうだったの?』
「面白かっ、じゃなくてもっと普通の魔法教えてよ」
『教えるも何も、今の魔法が使えたから光と聖魔法以外使えないのはないし、天災級を連発するとかしなければ、魔力が失くなることもあんまりないのよ?』
『でも、日常でそのレベル使ったら絶対ヤバイから魔力制御は僕が教えてあげるのっ!』
『じゃぁ、バイバイ~』
「あっ、ちょっと待って」
「名前を聞きたいんだけど」
『自己紹介がまだだったのっ!』
『僕はアリステリア王国の精霊王、名前は〈アリス〉なのっ!』
『魔法を使いたい時は僕の名前をよぶといいのっ!』
『じゃあ、今度こそバイバイなの~』
そう言ってアリス達は消えていった。
それより、精霊王って本当なのかな?見た目と喋り方は全然そう見えなかったけど・・・
「今度、調べてみようかな?」
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