第128話 世界を救ったあと

 セントリーズをあとにしたクリエスたち。三週間をかけてデスメタリア山の麓まで到着していた。

 問題ごとの予感がある聖都ネオシュバルツは華麗にスルーし、真っ直ぐに進んだ結果である。


 街道の果て。そこにはディーテ像が設置されていた。悪い気の堪りやすいデスメタリア山に光の加護があるようにと。


「クリエス様、わたくしは最後のお祈りをしておきます。ご一緒されますか?」


 ヒナが聞いた。長く信用されていなかったヒナは未だ加護が昇格していない。これより先に状況を聞いたりできないのだ。ここは天界の方針や世界の情報を聞いておくべきである。


「ああいや、なんつか俺は近寄れん。どうにも恐ろしく感じてしまう」


 クリエスのメインジョブは魔王。サブジョブであった頃は何も感じなかったのだが、メインジョブになったからか、聖堂や聖像に対して得も言われぬ恐怖心を感じていた。


「そうですか。ならば、わたくしが代理で聞いておきますね」


 言ってヒナだけが馬車を降りる。天界の方針を聞いておこうと。


 このときはまだ強くなることしか考えずに済んでいた。北のオーブを破壊し、制約を遂げることだけしかないのだとヒナは考えていたというのに。



 ◇ ◇ ◇



 北大陸の南端。見渡す限りの岩峰であり、不毛の地であるそこは本来なら誰も寄りつかない場所であったはず。けれど、今は一万という人間がそこに集っている。


「さあ、祈りを捧げるのだ! これよりツルオカ様が神として顕現なされる!」


 岩峰にある祠。そこは聖域と呼ばれるツルオカの魂が眠る場所だ。従って集まったのはホリゾンタルエデン教団の信徒たちであり、僧兵も含めた一万という生け贄である。


 ペターパイ教皇の話に信徒たちは祈りを捧げた。彼らは疑いを持っていない。神として復活するツルオカが世界を安寧に導くのだと。邪神として復活するだなんて思いもしていなかった。


 全員が熱心に祈ると聖域が輝きを帯びていく。その様子は神々しいものであり、信徒たちの期待を自然と煽っている。長く迫害を受けた歴史がここに終わるのだと。


 どこからともなく声が聞こえた。これまで信徒たちが一度も聞いたことがない神の声。姿こそ見えなかったけれど、誰しもがツルオカの声であると分かった。


『これより降臨の儀を始める――――』



 ◇ ◇ ◇



 ディーテ像に祈りを捧げたヒナ。目を瞑り一心に願っている。ここでも顕現してくれるようにと。


 しかしながら、ヒナは祈りを止めてしまう。なぜなら唐突に地面が揺れ始めたからだ。


「地震!?」


 そういえば転生してから地震は経験していない。イーサが放った強大な魔法で大地が割れたときくらいである。大精霊によって自然が管理されるアストラル世界において、自然発生的な地震は起きないのかもしれない。


 刹那にデスメタリア山が噴火した。地震と噴火に関連性があるのは明らかであったものの、それが大自然の驚異であることを否定する事象も同時に発生している。


「どうなっていますの!?」


 デスメタリア山の北側から天へと突き刺さるような光の柱が延びていた。神々しいその輝きは膨れ上がったあと、南に向かって閃光を走らせている。


 視線を向けると南にも同じような光柱があった。加えて、北部へと向かって閃光が迸っている。何が何だか分からなかったけれど、一瞬のあと理解できた。


 なぜなら北大陸の南側に集約する輝きは、その一点で強大な力となっていたのだ。あらゆる全ての力が集められているかのよう。戦闘勘のない人間でさえ、畏怖するような強大な力を感じずにはいられない。


「邪神が……復活した?」


 そうだとしか思えない。北のオーブと南のオーブが結ぶ点。そこには聖域と呼ばれる祠がある。東西のオーブを破壊したというのに、術式が発動したのだと思えてならない。


 刹那に北のオーブがある場所から強大な稲光が南に向けて発せられる。それはデスメタリア山を貫通し、一直線に聖域へと突き進んで行く。

 途中に存在した全てを薙ぎ払い、閃光が走った場所にあった全ては整地されたように何も残らなかった。


「ヒナ!?」

「問題ありません。ですが……」


 これから北のオーブを破壊する予定だった。オーブの守護者を倒してレベルアップする予定であったのだ。三週間を要してここまで来たというのに、達成する前に全てが終わっている。


 クリエスは唇を噛む。オーブの守護者はヒナの命を繋ぎ止める存在であったはず。しかし、強大な術式は守護者をも取り込んだと考えるべきだ。何しろ、その術式はイーサが放ったニルヴァーナの威力を遥かに超えていたのだから。


「ヒナ、ディーテ様と連絡を。天界の見解を聞くしかない」


 現状では主神を頼るしかない。使徒の一存で決めるわけにはならなかった。

 頷いたヒナは再びディーテ像の前に跪き、祈りを捧げている。


 すると脳裏に輝きが満ちる。誰もいないこの場所であれば、姿を見せてくれると考えていたのだが、どうしてかヒナの脳裏にだけディーテは降臨していた。


『ヒナ、邪神が復活しました』


 第一声は覚悟していたこと。やはり先ほどの輝きは邪神がこの世に復活するための儀式であったらしい。


『ツルオカは北と南のオーブを利用し、地平一文字の陣を完成させました。事前の報告では聖域に向かって一万という信徒たちが移動していたようです。恐らく彼らは全員が術式の贄となったことでしょう』


 続けられたのは経緯について。どうやらツルオカも焦っていたようだ。信徒たちの魂を全て取り込むことで顕現が成ったという。


『ディーテ様、わたくしはどうすれば良いのでしょう?』

『ツルオカがどう動くのか分かりません。けれど、幾ばくもなく破壊を始めることでしょう』


 ツルオカの目的は世界の浄化である。穢れた世界を再構築するため、彼は神になった。従って、この先に間違いなく破壊と殺戮が待っているはずだ。


 ヒナは長い息を吐いた。望むはずもない未来。邪竜と魔王を討伐したというのに、アストラル世界は最大の危機を迎えてしまったらしい。


『ヒナ、デスメタリア山があった近くの湖に災害級の竜種が住んでいると判明しております。オーブの守護者と併せて討伐できればと考えていたのですけれど……』


 ディーテもまたヒナのために動いていた。制約を遂げるまで、あと三週間しか残っていないのだ。だからこそ、信徒たちに調査を依頼し、ヒナが討伐すべき竜種を発見している。それは災害級とのことで、討伐すると300ほどのレベルアップが期待できるらしい。


 ヒナは考えていた。現状のレベルは1424。確かにオーブの守護者を討伐したあとでなら、レベル2000を超えただろう。だが、今さらレベルが300上がったとしても、制約にはまるで足りなかった。


 結論は直ぐに出た。最後の最後まで足掻くつもりであったヒナであるけれど、もうその最後は終わりを告げたのだと思う。地平一文字の陣が発動したことによって。


『ディーテ様、わたくしは南へと向かいます。邪神ツルオカを倒さねば未来などありませんし』


 ヒナの返答にディーテは嘆息していた。ここまでずっとヒナは正義感に溢れていたのだ。予想したままの回答をもらっては溜め息を吐かずにはいられない。


 しかしながら、魂の守護者でありアストラル世界の主神たるディーテはヒナの申し出を有り難く感じた。世界のために自己犠牲を選んでくれた彼女に感謝している。


『下級天使ヒナ・テオドールに女神の加護を。死したる御霊は輪廻に還すことなく、女神ディーテが預かることを約束いたします。どうか世界を救ってください』


 ディーテもまた覚悟を決めた。ヒナが人生を擲ってまで戦うというのだ。ならば彼女はヒナが少しでも安心して戦えるようにと、死後の待遇について口にしている。


『ディーテ様、アストラル世界は救われるでしょうか?』


 ここでヒナが問う。死は既に覚悟したけれど、世界がどうなるのかと。魔王化したクリエスと悪霊イーサ・メイテルだけで邪神に対抗できるのかどうか。


『貴方たち次第です。信徒たちの魂を取り込み、神格は強化されておりますけれど、ホリゾンタルエデン教団が壊滅した以上は更なる増強を心配する必要がありません。魔王化したクリエス君が闇に呑まれたとすれば、勝機はあるでしょう』


 ディーテの話は理解に悩むものだ。どうしてかディーテはクリエスが闇に呑まれることを望んでいるような話をする。


『クリエス様が破壊衝動に呑まれた方がよろしいので?』


『非常に心苦しいのですが、魔王の力を最大限に引き出すには闇に呑まれなければなりません。現状のクリエス君は光属性を所有しておりますし、魔王として不十分なのです。全てを呑み込む漆黒の闇。存在の全てを暗黒に染めてこそ真の魔王となれるのですから』


 どうにもヒナは困惑している。確かにクリエスは破壊衝動に抗っていたけれど、ディーテは抵抗する必要はないと語るのだ。まるで世界を救う上で必須であるかのように。


『もしもクリエス様が闇に呑まれたとして、更には邪神を討伐されたとして、クリエス様は問題ないのでしょうか?』


 疑問は一つだけだ。もし仮に真の魔王として覚醒したのなら、クリエスはどうなってしまうのかと。


『そこでヒナに魔法を授けようと思います。かつて、とある世界にいた神格者が習得した魔法です。使用に関しては未知数であり、成否にかかわらず昏倒する魔法ですけれど、天使となった貴方なら唱えられるやもしれません』


 どうやらディーテはその先についても考えてくれていたらしい。最後にヒナが使用すべき魔法。神格級の呪文らしいが、ヒナであれば唱えられるはずと。


『もしも仮にクリエス君が邪神ツルオカを討伐したあと、正気を失ったままであれば迷わず使用してください。万が一にも彼の正義を否定しないように』


 ディーテがそう言うと、ヒナの脳裏に術式が転送されてくる。しかし、強制ラーニングとは異なり、それは何ページにも及ぶ魔道書を見せられている感覚だ。しかしながら、一度に見せられてしまったヒナが理解できるはずもない。


『ヒナ、この場で術式を記憶していきなさい。本来なら術式を見せることも問題となってしまいます。貴方は魔道書を読むように、この術式を展開するのですよ』


『え? 本気ですか!? 凄く沢山ありますけれど、詠唱文はないのでしょうか!?』


 やはり強制ラーニングではない。ディーテは必要だからと見せてくれたわけだが、顕現している間に覚えきるだなんて考えもしないことだ。


 しばらくは無言で術式を眺める。基本的に術式は魔法陣が何枚も重なっていた。また高度な呪文になると何十枚にも魔法陣が展開され、繋がりを把握するだけでも困難である。


 魔法陣一式を言語化し世界が認めたものこそが詠唱文であり、詠唱文を唱えると魔法陣は自動的に展開され発動するのだ。


『この魔法は数多ある世界で神と成った一人だけがラーニングしたものであり、詠唱文は登録されておりません。よって貴方はこの場で全てを記憶しなければならないのです』


 詠唱文さえあれば記憶するのも楽だった。けれど、この魔法に詠唱文はなく、魔法陣しか記録として残っていないようだ。


 ヒナは兼ねてから魔法についてかなり勉強していた。術式の把握は得意としている。元より彼女の知的ポテンシャルは高い。何十枚という魔法陣を一枚ずつ確実に記憶していった。


『最後は放出の術式……』


 ようやくヒナの頭の中で術式が一つに繋がった。かなりの時間を要したけれど、間違いがあってはならないのだ。何度も脳裏へと展開できるまでヒナは繰り返しシミュレーションをしている。


 頷くヒナにディーテもまた頷きを返す。彼女の準備が整ったのだと分かったらしい。


『その魔法は【レクイエム・ディーバ】。とある世界で土着神と成った巫女が魔王をソロ討伐した折に使用した魔法です。強力な神聖魔法により魔王は為す術なく消し去られたと記録されており、対魔王戦に特化した魔法だといえます。詠唱者はレベル1500という魂強度を持っていた土着神ですが、天使に昇華し、玄武の討伐によって同レベル帯にまで成長した貴方であれば発動できるだろうと考えられます』


 胸騒ぎを覚えるヒナ。どうしてか見せてもらった魔法構文は土着神が魔王を討伐した際に使用したものであるらしい。ヒナは闇に呑まれたクリエスを正気に戻すだけで良かったというのに。


『魔王を討伐でしょうか……?』


『その通りです。万が一のとき、ヒナはクリエス君に【レクイエム・ディーバ】を撃ち放ってください。必ず発動させるため、全魔力を放出するのですよ? 不発による二度目はないと考えなさい』


 呆然と頭を振る。どうしてそうなるのだと。クリエスはヒナが制約を遂げられるよう、親身になって戦ってくれたというのに。


『わたくしにクリエス様を討てとおっしゃられるのですか!?』

『貴方にしかできません。闇に呑まれた魔王の行く末。必ずや世界を破滅に追い込むことでしょう』


『しかしですね!?』


 ディーテの指示は常に的確であったけれど、此度の話は受け入れられない。ヒナにとってクリエスは既に掛け替えのない人となっていたのだ。時を同じくして転生した一人であり、今や大切な人であった。


『ヒナ、大局を見るようにと以前に話しましたね? この度も同じ事です。仮にクリエス君が結末を知ったならどう思いますか? 闇に呑まれた彼自身が何をするのか知ってしまうとどう考えるでしょう?』


 ここもディーテはヒナが思考するように話をしている。世界が迎えるだろう結末を知った彼はどう感じるのかと。


 それは考えるまでもない。彼はいつ何時も真っ直ぐであった。強大な敵に対して一歩も引くことなく、立ち向かっていたのだ。己の使命を全うし、世界に平穏をもたらすのだと。


『クリエス様なら、酷く落胆されるでしょう……』


 導き出された回答は恐らく正答に違いない。単純すぎるほど明白な答えであり、寧ろそれ以外に思いつかなかった。


『自分自身をも殺そうとするはず――――』


 ヒナが行き着いた回答にディーテは再び頷いている。常に聡い子だと話していた通りの回答。此度もその評価に誤りがないことを証明していた。


『だからこそ、ヒナがその役目を請け負ってください。闇に呑まれた自我と抗うのは並大抵の苦悩ではありません。しかも彼は超回復を有します。幾度となく己を傷つけ、闇に抗うしかないのですよ。彼の功績に敬意を表し、彼が望むままに魂の消去を……』


 とても納得がいく話ではない。けれども、ヒナは受け入れるしかなかった。彼が苦しむことになるのなら、楽に送ってあげたいと。


『クリエス様は天使として昇華できるのでしょうか?』


 もう一つの疑問。もしも先にクリエスを天に送るとして、彼の魂はシルアンナによって昇華されるのかどうか。


 期待をして聞いたヒナであったが、ディーテの反応は色よい返事を望めないものだ。何しろ彼女は大きく顔を振っているのだから。


『クリエス君は魔王。魔王は悪の魂として存在する魔物の王なのです。彼の魂は昇華どころか、輪廻に還ることすらも許されません』


『そんな!? クリエス様は邪神竜と魔王を討伐された方ですよ!? それにずっと魔王候補でもあったじゃないですか!?』


 ヒナは声を荒らげていた。悪霊から魔王候補のジョブを取り込んだのはずっと前なのだ。今さらながらに切り捨てるのは間違っているように感じる。


『魔王候補と魔王は明確に区別されています。加えてサブジョブとメインジョブも性質がまるで異なるのですよ。サブジョブは来世に影響を与えません。しかし、メインジョブはその限りではない。貴方たちが転生した折りと同じです。メインジョブを引き継いで転生したでしょう? それは魂情報に刻み込まれているから可能なのです。もし仮に魔王の魂が新規に転生したとして、そのメインジョブは魂に記憶されております。ふとしたことで、その記憶が蘇る可能性を否定できないのですよ』


 天界が定めた悪魂は基本的に世界が生み出す魔物だけであるのだが、魔物の王とされる魔王だけは異なるという。もしも善なる魂が魔王となった場合は輪廻に還ることを許されず、汚染された魂として管理局が回収し、完全に消去されることになった。


『クリエス様は何の評価も報酬も与えられないまま、消えゆく運命なのですか……?』


『辛いでしょうが、こればかりはワタシの一存でどうにかなる問題ではありません。不穏分子は消去するというのが、天界の考えなのです』


 ヒナたちは転生の許可を得て、前世と同じジョブを使用している。それは魂情報を継続したからであり、魂情報は新規に転生したとして記憶されたままなのだという。


 唇を噛むヒナ。天界の考えは危機管理としてあるべきだと理解している。しかし、命を擲ってまで戦ってきたクリエスに対する敬意が少しも感じられなかった。


『ヒナ、全てを受け入れなさい。貴方たちは使徒として本当によく働いてくれました。その事実は結果と何の関係もありません。アストラル世界史に燦然と輝く活躍です』


 こんな今もヒナはディーテを悩ませているのだと分かった。自身は嘆くだけ。この決断は女神たちだって辛い選択であったのは明らかだ。彼女たちは世界の守護者として賢明な判断をしただけに過ぎない。


『承知いたしました。わたくしはそのとき、レクイエム・ディーバによってクリエス様を天に還します。ただし……』


 ヒナは受け入れたようで、注釈があるようだ。クリエスを送る条件が彼女にはあるらしい。


『わたくしの魂も消去してください――――』


 思わぬ返答にディーテは溜め息を吐く。全ては予想された事態であったけれど、やはりヒナは想像したままの話を口にしている。


 ヒナが一度決めたことを曲げないことは充分に理解しているつもりだ。諭そうとして適切な理由がなければ、彼女は決して意見を変えることなどない。またこの場面で適切な理由があるはずもなかった。


『分かりました。もしもヒナが制約を遂げられなかった場合に、貴方の魂は本人の強い意志により消去処分といたしましょう。貴方の貢献を加味した特例として……』


 優秀な魂が輪廻に還らない。それは魂の管理者として受け入れ難い話であったけれど、認めないことには世界にとって不利益となってしまう。魔王クリエスに対抗し得る手段は他になかったのだから。


 予定通りであり、予定外であった此度の降臨。一応はアストラル世界の存続に光を射す結果であるけれど、ディーテとしては後味の悪いものとなった。


 しかしながら、女神は世界を守護する者。使徒一人を例外として優遇するわけにはならない。たとえその者が世界を救った英雄と言えども……。

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