第074話 世界は廻り続ける

 北大陸にあるゴハラ砂漠。いつもはオアシスにいる魔王候補ケンタであるが、今日は側近であるインクに連れられ、サンドワーム養殖場へと来ていた。


「ケンタ様、インク様、養殖場へようこそ!」


 研究所員はインクと同じくインキュバス族のキュバスであった。彼は性交研究の第一人者であり、ケンタの性欲を満たすべくサンドワームの養殖を提案した人物である。


「むぅ、サンドワームとやらはどこだ?」


「基本は砂の中ですが、呼べば現れます。完全に飼い慣らしておりますから」


 言ってキュバスはサンドワームを呼ぶ。

 それはもう自信満々に、研究者の誇りとばかりに。


「出でよ、テンガー!!」


 キュバスが名を呼ぶと地震のように大地が揺れ、津波の如く砂地が盛り上がっていく。

 みるみるうちに大木にも似たサンドワームが砂漠へとそびえ立っていた。


「キュバス、なかなか成長したではないか?」


 現れたのはテンガーという名を与えられたサンドワームである。キュバス曰く、その個体はオスなのだという。


「はい、このテンガーとメスのデンマーを掛け合わせて究極のサンドワームを作り出す予定なんです!」


「まだ使えんのか?」


 キュバスの話にインクが眉根を寄せる。

 彼は毎日ケンタに急かされているのだ。かといって、ゴハラ砂漠の近隣にある集落は既に全滅であって、人を攫ってくるのも困難な状況となっていた。


「試されてもいいですけど、何度も使える強度を持っておりません。テンガーはかなり強度があるのですけれど、恐らく快楽向きではないのです。ですので快楽特化のデンマーと掛け合わせることで究極のサンドワームが完成する予定ですね」


 キュバスによるとテンガーは強度的に申し分ないものの、快楽を得られないという結論に達したようだ。致命的問題を解決するため、キュバスは快楽特化のデンマーと交配させるつもりらしい。


「現れろ! ナイザー!」


 ここでキュバスは試験的な素体を呼ぶ。ナイザーはどうやら平均的なサンドワームのようで、耐久性も快楽性もイマイチのようだ。

 しかしながら、ナイザーの見た目は先ほどのテンガーと何も変わらない。試験的な素体だと言われなければ、気付くはずもなかった。


「どうです、ケンタ様?」


 巨大なサンドワームの印象についてキュバスが聞く。それはもう自信満々に。


「このような筒状の虫けらに俺様が欲情すると思うか?」


 ケンタは薄い目をしている。龍穴ともまぐわった彼であるけれど、サンドワームの見た目はお気に召さなかったらしい。


「ケンタ様、見た目は確かにアレですけど、構造は求めるものと酷似しています。ケンタ様のアレでも問題ありませんので是非お試しください!」


 気乗りしないケンタだが、ナイザーに近付いていく。するとナイザーは頭を垂れて、服従の姿勢を見せた。


「おお、俺様を主人と認めるのだな?」


 言葉は話さないのだが、ナイザーは頷きを返す。ただのサンドワームにも魔王候補の力量が分かったのだろう。


「しかし、俺様は昨日、我慢できずに金庫とヤッたばかりだからな……」

「ええ、本当にそれは勘弁して欲しかったですね……」


 昨晩は巨大な金庫とまぐわり、発散させたケンタは虫けらに欲情しない感じだ。インクとしては少しも理解できない次元の話である。


 このままサンドワーム養殖はお蔵入りになるのかと思われた矢先、事態は急変する。突如としてナイザーが砂地へと戻ったかと思えば、ケンタの股間下から顔を出したのだ。


「むぅ!?」


 下半身は明らかに馬であるが、魔王候補となったケンタの体躯はその辺りにいるケンタウロス族の比ではない。巨大なサンドワームの頭がジャストフィットする奇跡が広大な砂漠に起きていた。


「むむむぅぅぅっ!!」


 突然始まった前戯に思わず目を逸らすインク。一方で研究者たるキュバスは詳細をメモに取る。教え込んだ技をこなすナイザーに目を細めながら。


「ナイザー、頑張れ! ケンタ様にご満足いただくのだ!」


 遂には声援を送る。ここでケンタに気に入ってもらえなければ、この養殖場は放棄されるだろう。今後の研究も全てナイザーにかかっていた。


「ぐおおぉぉっ!?」


 激しく地面が揺れる。魔王候補ケンタの魔力が漏れ出していたのだ。これには地中にいた全てのサンドワームが顔を出してしまう。何事なのかと全員が戦々恐々としていた。


 ナイザーの前戯は程なく終わり、彼女はまたも地中へと戻っていく。


「うぬ!? ナイザー、どうしてやめるのだ!」

「落ち着いてください、ケンタ様!」


 激怒するケンタをインクが宥めるも、ケンタの魔力は怒りによって先ほどよりも多く漏れ出してしまう。耐性のないものであれば即死するようなレベルで。


「ケンタ様、全て教え込んだ通りの行動です。少々お待ちいただければよろしいかと」


 慌てふためくインクとは異なり、キュバスは落ち着き払っている。全ては計画通りであるのだと。


 しばらくすると再びナイザーが地面から現れる。けれど、ケンタに背を向けるように進み、遂には全身を露わにした。


 これにはインクも察していたけれど、疑問がないわけではない。


「キュバスよ、前と後ろで違うものなのか?」


 サンドワームは巨大な筒状をしている。インクにとっては前も後ろも同じだとしか思えない。


「インク様、もちろんですよ! 前と後ろは似て非なるもの。背後から迫る方が背徳感も生まれますし!」

「いや、見た目は同じじゃないか?」


 力説するキュバスだが、生憎とインクには伝わらない。前のままで済ませておけば楽だったのにと言いたげである。


「何をおっしゃいます!? それは神に対する冒涜でございますよ!? まあ見ててくださいまし。その違いとやらを……」


 既にインクはどうでもよくなっていた。強者だと考え、ケンタに付き従っていた彼であるが、現状のケンタは世界征服どころか毎日アレのことばかり。とんだ貧乏くじを引いたとしか思えない。


「ほら、ケンタ様は分かっていらっしゃる! ナイザーの覚悟を受け取ったようですよ!」

「覚悟なぁ……」


 呆れたような視線で見守るインクだが、考えを改めることになった。

 サカリのついたケンタがナイザーへと馬乗りになっていたのだ。


「おお、反応しておられる!」

「でしょ!? これで世界は安寧を得られます!」


 キュバスは自信を持っていた。これまでのように直ぐには壊れないと。平均的というナイザーであっても、充分な期待ができるはずだと。


「ふはは! ナイザーよ、褒めて使わす! 俺様の全てを受け取れぇぇっ!!」


 言ってケンタはサンドワームとおっぱじめる。昨日は金庫とまぐわった彼は賢者モードを脱し、精力を全開にしていた。


「ナイザー! ナイザー!」


 何を見せられているのだろうとインクは思う。激しく交わる様子は一見すると意味不明なのだが、真相を知るインクはケンタとは対称的に賢者モードへと移行してしまう。


「ナイザー、頑張れ!」


 キュバスもまた興奮しているようだ。我が子のように育てたナイザーが最後まで生きられるようにと。


 結果としてナイザーはその生を終えた。しかしながら、キュバスの期待に応え、最後まで頑張っている。


「うおおお! サンドワーム最高だ! サンドワームをもっと寄越せ!」


 どうやら気に入ってもらえたらしい。かといってインクは辟易としている。


「ヒヒヒィィーーーーーン!!」


 砂漠に響く雄叫びに、インクは長い息を吐いた。

 以前から考えていたこと。敢えて避けていた回答が明確になりつつある。


「私は一体何をしているんだ……?」


 溜め息混じりに自問している。

 インキュバス族の元王であったインクはこの現実に落胆していた。


「馬の世話係だなんて――――」



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



 エルスを出発して約一ヶ月。慣れぬ馬車を操ってクリエスはオルカプス火山の麓に到着していた。ここからは徒歩になる。生き物はアイテムボックスへと収納できないため、馬を木に括り付けたあとは馬車だけをアイテムボックスへと入れた。


「さて、本当に魔層穴が存在するのかどうか……」

『この辺りは流石に魔素が濃いのぅ』


 イーサが言うように、オルカプス火山は大量の魔素を吐き出している。どうも千年前からダンジョン化したようで、一般人は近寄ることすら叶わない大量の魔素を吐き出していた。従って、オルカプス火山は何処の国にも属していない。魔物事故など管理責任を問われる事案となるここは南大陸の空白地であった。


「やっぱ火口が魔層穴なのか?」

「分からんが、恐らくそうじゃろうな」


 確かな文献を読んだだけの頼りないイーサの記憶。現状はそれらしき場所から調べるしかない。ミアが天に還っていなければと改めて思う。


「ここからは登山だな……」


 道でもあれば良かったのだが、生憎とオルカプス火山はどこの国でもなく、荒れ放題。道なき道を登るだけである。

 生い茂る草木を掻き分けつつ、しばらく登るとクリエスは開けた場所に出た。休憩がてらに食事でもしようかと、大きな岩に腰をかける。


『美味そうだな?』


 パンに干し肉を挟んだだけ。いつもなら何も言わないイーサがどうしてかそんなことを口にする。


「黙って見てろよ、イーサ。談笑しながら食ってる暇はねぇ……」


 視線を合わせず、黙々と食べるクリエス。しかしながら、再びイーサが声をかけてくる。


『婿殿、さっきのは妾ではないのじゃ』


 よく分からない話をするイーサにクリエスは面倒くさそうに視線を上げた。

 瞬時に固まるクリエス。なぜなら視界に映る状況はイーサが話す通りであったからだ。


「お前は誰だ……?」


 イーサの隣に並ぶ影。彼女と同じく宙に浮かぶそれは間違っても人ではない。

 クリエスの問いに髭もじゃの男は頷いている。


『やはり儂の姿が見えるのだな? 悪霊を連れているから、もしやと思ったのだが。儂はかつて剣聖と呼ばれた男だ……』


 髭もじゃの男は自ら剣聖だと名乗る。確かに身なりは剣士風のそれであったけれど、薄く透けた身体の彼は明らかに霊体であった。


「その剣聖さんが俺に何かようか?」


 霊の類はもうお腹一杯だ。地縛霊だろうが悪霊だろうが取り憑かれるつもりはない。


『儂は剣聖イシカワ・ドザエモンという』


 名を聞いても強者感はない。まあしかし、生前の彼がオルカプス火山にいたのなら、そこそこの魂強度があったはず。火山の有毒ガス以外にも、ここは魔素濃度が高すぎるのだから。


『儂はもう長くこの地にいる地縛霊なんだが、心残りがあって天界へと還られんのだ』

「なるほど、地縛霊か。還りたいとか、どこかの誰かに聞かせてやりたい話だな?」


 クリエスはギロリとイーサを睨み付ける。問答無用で取り憑いてきた悪霊とはまるで異なるのだと。


『妾は悪霊じゃから仕方ないのじゃ!』

「自分で言うか……」


 悪意がないのであれば祓う用意がある。クリエスのメインジョブはクレリックであるし、ステータスは呪いレベルが二つ減って四倍に跳ね上がっているのだから。


「祓ってやっても良いが、まずは後悔とやらを聞こうか?」


 クリエスは地縛霊がどんな未練を持っているのかを問う。未練を解消し自発的に天へと還ること。強制的に除霊するよりも魂が綺麗になって天界へと戻っていけるのだ。


『儂は転生者なんだが……』


 意外な話が始まる。自称剣聖かと思いきや、本当にそうなのかもしれない。転生事情を知るクリエスは話の続きを聞きたいと思う。


「転生者ってディーテ様に喚ばれたのか?」

『んん? よく知っているじゃないか? まさか君も転生者なのか?』


 クリエスは頷きを返す。ここには誰もいない。クリエスの他は霊体しかいないのだから、隠す必要もないだろうと。


「俺はシルアンナという新しい女神に召喚されたんだが、ディーテ様も異世界召喚で新たに女の子を喚んでいる。ちと事情があってな……」

『今は他にも女神がいるのか。儂が転生した頃とは違うようだな』


 やはりドザエモンはかなり昔に召喚されたらしい。ひょっとするとツルオカよりも古い話である可能性もあった。


「ドザエモンの役目は何だった? 俺は救世主を任されているんだけど?」

『救世主とな? というと、またも世界は魔王という問題に悩まされているのか?』


 この返答は予想と違う。なぜなら魔王候補が現れたのは千年前であり、ディーテはイーサの魔王候補化が初めての警報だったと話していたのだ。それ以前に彼女が剣聖を召喚するような事態は起きていないはず。


「ドザエモンがいう魔王とは誰のことだ?」


 確認すべきことは多くない。たった一言で分かる話なのだ。

 小さく頭を上下させたドザエモンはその返答を口にする。


『魔王はイーサ・メイテル――――』


 唖然としてしまう。クリエスの知らない魔王の名が出てくるのかと決めつけていたけれど、どうしてかドザエモンはイーサの名を口にしていた。


「いや、イーサ・メイテルの討伐は勇者ツルオカが請け負ったはずだぞ!?」


 どうにも不可解だった。千年前の出来事であれば、間違いなく勇者ツルオカが召喚されたはず。ドザエモンなる剣聖の話は少しだって聞いていない。


『ぬぅ? ツルオカを知っているのか!?』


 急に表情が険しくなるドザエモン。ツルオカを知っているということであれば、どうやら本当に千年前の災禍時に生きていたのかもしれない。


「ええ、彼こそがイーサ・メイテルの討伐要員だったと聞いています」


 クリエスの話にドザエモンは嘆息する。どうも彼には特殊な事情があるようだ。


『まあ、その通りだ。儂はツルオカより60年早く召喚されたディーテ教の布教活動員だったからな……』


 ここで真相が語られていた。ドザエモンは災禍警報時に召喚されたのではなく、平時に布教活動員として召喚されたらしい。


 またその話は天界で聞いた内容とも一致する。女神は五十年に一人しか転生させられない。一度に何人も転生させると世界のバランス取りが追いつかなくなり、結果的に世界はバランスを崩して事態が悪化してしまうのだから。


「布教活動員ですか……」

『そうなんだ。ディーテ様は知的な活動員を欲していたらしいが、スーパーインテリジェンスIQ200オーバーガチャで召喚されたのは、どうしてか脳筋刀士である儂だったんだ……』


 聞く内容に嘘はないと思う。派手にハズレばかりを引くディーテならば1%もあればピックアップ以外を引いたことだろう。


『儂のジョブは達人刀士だったが、布教に明け暮れた。ディーテ様のために粉骨砕身頑張ったのだ……』


 明確にハズレであったけれど、ドザエモンは転生を許可され、主神が望むままに布教活動をしていたようだ。


「剣聖だと話していただろ?」

『剣聖は統合昇格ジョブだな。ジョブ達人刀士とスキル剣客、それに伝道師という称号が統合して昇格したものだ。まあ真面目に鍛錬し、布教もサボらなかった儂に対するご褒美だったのかもしれん』


 聞く限りドザエモンは本当に強いのだと思う。生粋の前衛職をディーテは布教活動員に指名していたらしい。


「転生すれば、そこまで熱心に布教活動しなくても女神様にはどうにもできないと思うけど?」


『馬鹿を言うな! 儂は全てをディーテ様に捧げたのだ! 世直しから信徒の拡大。儂に課せられたものは全てやり遂げなくてはならん!』


 力説するドザエモン。握り拳を突き上げ、今もなお敬虔な信徒であることを訴えるかのようだ。


『あの巨乳に抗えるはずがない!――――』


 クリエスは推し量っていた。この人も同じなのだと。まして転生者である。ディーテの胸を間近に見た彼は女神の虜になったはずだ。


「まあディーテ様の胸は尊いからな……」

『おお、同志よ! 大いなる双丘を持たれるディーテ様こそ最高の女神様なんだよ!』


 今頃、天界ではシルアンナがずっこけているだろうとクリエスは思った。また対照的な胸を持つ彼女の話題は禁句である。


「てことはディーテ様の命令をやり遂げられなかったことが未練なのか?」


『いや、儂は六十歳まで布教活動をし、北大陸だけでなく南大陸の隅々までディーテ教を布教したのだ。剣の腕前も役に立った。魔物や悪党から街を守り、ディーテ様の使徒であると口にしたのだ。信頼を得た儂は容易に信徒を集められた』


 どうやら現状のディーテ教団を作り上げたのはドザエモンの功績が大きいらしい。両大陸の九割がディーテ教徒という土台を彼が作ったのだという。


「なら何が問題なんだよ?」

『実はな、儂が六十歳になった頃、ディーテ様から連絡があった。勇者をアストラル世界に送ると。儂の実力を知っておられるディーテ様はコウイチ・ツルオカの師匠になってくれと願われたのだ……』


 とんでもない話が飛び出している。眼前の冴えない老人幽霊がツルオカの師匠であったなんて。類い希なるステータスを持つツルオカに戦う術を叩き込んだ人であるようだ。


「それでツルオカを育てたのでしょうか?」

『ディーテ様に願われては断れん。指定された時間に指定場所へ向かうと、そこに赤子がいたのだ……』


 懐かしそうに語るドザエモン。親代わりをしていたのだから、当然のことかもしれない。


『コウイチはワシと違ってセンスに溢れておった。流石は勇者だと感心するしかない。何しろ儂が教えられることは僅か10歳にてなくなってしもうたのだ……』


 流石にオールSの魂である。剣聖イシカワ・ドザエモンが教えられることは十年でなくなってしまったらしい。


「そこからは別行動だったのでしょうか?」

『まあ、そういうことだな……』


 ここでドザエモンは長い息を吐いた。語られた昔話に後悔が入り混じっている。


『儂は死んだからな……』


 クリエスは息を呑む。確かに当時70歳ならば寿命かもしれない。しかし、溜め息を吐く彼を見る限りは違うように思う。


「病気だったのか……?」


 クリエスの問いには首が振られていた。寿命でも病死でもない死因がドザエモンから語られていく。

 思いもよらぬ話。クリエスは知らされていた。


『儂はコウイチに殺されたのだ――――』



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