オータムライスフィールド

 ルヴァン山岳から少し南下したところの平原にあるハリーフ村が、管理する帝国最大の畑。

 畑では様々な野菜や果物を育てているが、北部の寒帯でしか育たない『オータムライス』と呼ばれる米ともパンとも言えない食感が特徴の食べ物が特産物となっている。


 平原では1割がハーリフ村、9割が畑になっているという、土地を目一杯に使った広大な畑で、あまりの広さに管理しきれないためハーリフ村の住人だけでなく、隣接した村の人々が農作業をしにやってくる。


 またハーリフ村の特産物でありながら、北部最大の生産量かあるため、セーヴィル地区の人々はオータムライスが主食となっており、いわば生命線として畑はしっかりと管理されている。


 要はオータムライスフィールドとは農地の名前な訳だが、ルヴァン山岳中腹あたりから見下ろすこの畑は、広大な土地が黄金に輝いて見えることから、登山者にも人気となっている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る