第78話 ミートソーススパゲティ
朝、散歩兼お見送りで…
「今日はパスタだからお昼にパスタを食べないでね」
と言ったら、
「ミートソース?」
と聞かれたので、ん、なんで知ってる?と思いながらも、
「そう」
と答えて、釘を差し、昼夜同じメニューにならないように伝えておいた。
今夜はちょっと前に買ったひき肉を使わないといけない。痛む前に使ってしまおうと昨日から考えて、ミートソース宣言した。
お昼すぎ、玉ねぎを刻んで、オリーブオイルでニンニク、生姜、で玉ねぎを炒め、此処で問題のひき肉登場。色が変わるまでゆっくり炒めたら、ドーンと角切りトマトの水煮缶、炒め玉ねぎ(既に炒めた玉ねぎが飴色になってレトルとされているすぐれ物)トマトのペースト(これも煮込んで濃厚になったトマトがレトルとされている)ブイヨン、この3品は、我が家のカレーにも必ず登場する秘密のストック。これを入れて、ケチャップを入れてグツグツ煮込む。出来上がり。
実に簡単で美味しいトマトソースが出来る。これにピーマンやキノコを炒めてアレンジも出来るしラザニアも作れる。多めに作ってストックして置くのでいつでも使えてとても便利。
しかし、此処まで周到に準備したのに、旦那様は突然の仕事のために遅くなるとメールが有ったまま、10時過ぎまで帰って来ませんでした。仕事だから仕方ない。遊んでるんじゃないからね。
さらに、こういう時は大抵お疲れ様で帰りに一杯やってくるまでが通常営業。そうしたに違いないと私は9時まで待って、お昼に残ったサラダと納豆を食べてしまった。
帰りの車で、
「夕ご飯食べた?」
「食べてないよ。今日はパスタだもん」
ときた。
「少し飲んだけどご飯は食べなかった」
気が利いているのかそうでもないのか、多分トマトソースが保存食だなんて思わないんだろうな〜今日食べないといけないと思ってる。
こういう時、食べてくればいいじゃない。約束したけどまた次に回せば良いんだし、と思うのはこっちの腹づもりで、そうならないんだな〜毎度。
で一人分ミートソーススパゲティを作る。ちゃんと一人分のパエリア皿に薄っすらと卵焼きを敷いて。スパゲティ、ミートソース、パセリをふりかけて…
「おお、美味しそう!」
明日の昼、私は一人でパスタだな。と思う午後10時半でした。
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