第2話 カフェマスターの一日 中編

機械式のコーヒマシンにあらかじめ洗っておいたフラスコ付きのスタンドをセットし、そしてサイドのレバーを軽く引くとフラスコに蒸気音と共にお湯が注がれ湯気が立つ。

その音に少し驚くリナ。

「わっ。」

「悪い。この時期は寒いからフラスコを温めるのに蒸気使うんだ。」

蒸気と共にお湯が注がれる。

フラスコに書かれている規定値まで注いでから引いていたレバーを元の位置に戻す。

手早くフラスコ付きスタンドを作業台に戻し、IHにセットし加熱スイッチを入れておく。

「よし。あとは・・・」

ぐるっと後ろの棚へ向いて4段目の棚に置いてあるコーヒーが入った紺色の筒とハンドミルを取り出す。

棚には様々なコーヒーが入った筒やコーヒーカップ、道具類がきれいに並んで置かれている。また、壁の一部には愛銃も飾られている。

ちなみにコーヒーの筒はこのゲームに合わせてメタリックなデザインのコーヒーキャニスター缶が存在する。

蓋を開けるとほのかにコーヒのにおいが店内に漂う。

「ん・・・いい匂い。今日のコーヒーは?」

「今日はオリジナルブレンドコーヒーだよ。リアルと環境が違うから結構苦戦したけどね。」

「あー…何となくわかるわね。リアルと環境が全く違うものね…」

「そうそう。おかげで大変だったよ。あ。今日は時間あるからハンドミルで。」

苦笑しながら3杯分用のスプーンで缶からコーヒ豆を掬ってハンドミルにザラザラという音と共に放り込む。

「あら珍しい。普段は機械でしょ?」

リナの指摘の通り、カナデのカフェでは通常は機械で挽くことが多いのだ。ただ、機械式であっても普通のものではない。ディアーナ商業街区で取り扱いあるものの中では安い物から高いものまである。カナデのはハイエンドモデルの機材で気温や湿度に合わせて挽く多機能機材だ。先ほどお湯を沸かしていたのもこれだ。

だたし、先ほども気温湿度次第で調整してくれるのであんまり心配はないのだか、使用する豆に合わせてカナデ自身で調整するケースもある。機械式でも限界はある。

最終的には自分自身で挽き具合をチェックするのだ。


そこで最近は自分自身の技量維持で暇でかつ時間があるときにハンドミルで挽いて研究しているのだ。誰もいないときにやることが多いので、リナはまだ見たことがなかったのだ。リナは友人ということもあり今回はせっかくのいい機会でもあるのでハンドミルで挽いたものを使うことにしたのだ。

「そうだね。機械でも挽き具合とかは調整できるからいいんだけど、自分自身でも把握したいからね。こういうのは誰もいないときにしかやらないからね。今回は時間もあるし、リナもいるからちょうどいいタイミングだからね。」

その説明で納得のリナ。

「だからあまり見ないのも納得だわ。カナデは陰で努力するタイプだもんね。」

「それは認める。最近は機械ばっかりだったし、ハンドミルで手間かけてやるのも需要あればやろうかな。将来的に常連さんの希望豆とかで仕入れる豆も増えていきそうだし。」

そう言いながら開けていたキャニスター缶の蓋を戻してからハンドミルを回す。

コーヒー豆からよく見る粉タイプへ変化していく瞬間が手で感じられる。

カナデ自身この瞬間が好きでもあると同時に不思議な瞬間でもある。

「機械式だと一瞬で豆から粉になるからあっという間だけど、ハンドミルで挽くとゆっくり豆から粉になるから変化する瞬間が楽しみでもあるんだよな。回す量で味や風味もそれぞれ挽くごとに変化と個性が出るからこの瞬間が不思議でもあるんだよな。」

「ちょっとわかるかも。ハンドミルって外から見ると何が起きてるのかわからないから音と手の感触だっけ?でしか判断するしかないのよね。ある意味魔法の瞬間よね。」

相槌を打ちながらも少し質問も混ぜた返しをするリナにうなずきながらウィンクで返しながらカナデは続ける。

「Yes。特に手の感触が大きいね。何度かやってきてわかるようになったよ。今だとだいぶ慣れたかな。それでも機械式と比べたらミスは出るけどね。・・・でも魔法の瞬間か。確かにそんな気はするな。」

「でしょ?」

にしし顔で答えるリナ。

そしてハンドミルで何か思い出したのか

「だな。あ、そうだあとハンドミルで思い出したけど無心で挽いてたら気がついたら細かく挽きすぎた・・・なんてこともあったなそう言えば」

「それ、なんかアンタらしいわね…(呆れ)」

「はは。まあね。・・・・・っと」

噂をすればなんとやら。ハンドミルのゴリゴリと挽く感覚がいつの間にか軽くなった感じがしてきたので回していた手を止めてカポッという音と共に蓋を開ける

「できた感じ?」

「うん。噂をすればだね。今日は・・・・・うん。ちょうどいい具合で良さそうだ。」

「おっ。それなら期待してる。」

その言葉に苦笑いで返すカナデ

「そこまで期待しないでくれよ・・・私のさじ加減だから私はよくてもリナの口に合うかわからんぞ?」

「その時はミルク追加爆撃でカフェオレにするわ」

ちなみにリナの「いつもの」とはストレートコーヒ(ブラックとも言います)が多い。ただ、最近は甘い物が飲みたいとのことでカフェラテもオーダーすることも増えてきた。ただ量は通常のカフェラテよりも甘さ控えめにカスタマイズしている。

なんというか・・・微糖系カフェラテというべきか。そんなことが多い。

「相変わらずだよ・・・じゃあこれを準備しちゃうね。・・・よし」

ロートにさっき挽いたコーヒーを投入してフラスコにセットする。

「よし。セットできたからあとは自然とお湯が上がってくるはず・・・・。あとはタイマーを一分にセットしとこう。」

サイフォンのウィンドウメニューを開いて一分と入力してStandbyボタンを押すとメニュー画面が消え、代わりに一分にセットされたスタートボタン付きのタイマー画面がロートの隣に出現する。

「これで良し。セットしてる間に上がり始めたからこのままスタートっと。」

スタートボタンを押すとカウントが始まると同時に手早く木べらを取り、かき混ぜていく。ここは時間との勝負かつ真剣になる。

リナはこの辺からは見慣れているのであまりしゃべりかけない。「いつもの」という感じで見守ってくれる。

ピピピッとタイマーが鳴る。

「よし。」

かき混ぜてた竹べらの手を止め、IHの電源とタイマーを止める。

落ち着いたのを見てリナが声をかける。

「完成?」

「いや、まだ。もうちょいある。」

ロートの中にいれっぱの竹べらを起こし、もう一度攪拌する。

「火を止めた後にもうちょい攪拌するんだ。そうすると・・・ほら。」

ロートのコーヒーが重力に従いフラスコにスーッと抽出される形で落ちていく光景にリナが「おお」と感嘆の声が思わず出た様子。カナデが続ける

「これが面白いんだ。私個人的には重力の法則に従って落ちている感じが不思議という感じ」

「わかる。VRMMOでも重力を感じられるのもいいよね。他だとあんまりこういうのがないし」

「まあ、今まで重力関係なしにヒラヒラ自由に動き回れるできるVRFPSゲー多かったもんなあ・・・・」

今までにプレイしてきた作品たちを脳裏に思い返し苦笑するカナデ。

「でも最終的には昔のカナデらしいゲームに落ち着いたわね」

にししと笑うリナ。彼女も思い出していたのだろう。

「はは。だな。・・・っと。抽出終わったな。ストレートでまずは用意するね」

抽出が終わったのを確認して、ゴトッという音と共にロートを外す。

そして二人分のカップを用意して注ぐとコーヒーの良い香りが店内に広がる。

「わ、いい匂い」

「うん。いい匂いだ。出来はよさそう。ストレートです」

リナにカウンター越しに渡す。

「うん。ありがと。貰うわね」

コトッとカウンターにカップを置いてまずは香りを楽しむリナ。

「なんというか、優しい匂いね」

「そりゃそうだ。丁寧に入れてるからね、じゃ、一緒に飲むか?せーので。」

カナデがもう一つのカップを持ちながら提案して

「いいわよ。」

二人「せーの・・・」

ずずっと飲む音が少し聞こえつつ、お互いじっくりと味わって一言

ほっこり顔で「あ~・・・・」と思わず感嘆の声が出てしまう。寒いときに飲むコーヒはいつもこうなってしまうこともしばしば。

さて、リナの評価はいかに。

「‥‥うん。いい感じにブレンドできてるわ。なんというか雑味がなくするっと飲める感じね。私は好きかもこれ。これならストレートでいくらでも行けるかも」

意外と高評価なようだ。一方カナデはというと。

「確かに雑味なくて濃すぎず飲みやすいね。あとは挽く回数と時間次第でどれだけ変わるか気になるだけかな。量多めで出すならこれならありっちゃありだね。リナの評価もよさそうだし。でも個人的には80点かな。」

「あら、残りの20点の減点は何かしら?」

点数を聞いておや、という表情でリナが突っ込んできた。

「先ほども話したけど今回は二人分で少し量多めにしたというのもあるんだけど、挽く回数を少し多めに回したのからじゃないかなーと感じたのもある。で、これで一人分を抽出しようとしたらまた濃さも変わるから、ちゃんと一人分の量は確定させたいなというのもある。・・・・要は感覚だね」

その回答を聞いてジト目で少し呆れるリナ。

「・・・・・相変わらず変なところで細かいわよね。カナデは・・・確かにリアルでもインスタントコーヒーでも瓶からダイレクトにカップに注ぐとこ見たことあるけど、あれも手首の感覚でさじ加減量を量ってたんでしょ?それをこっちでも活かす気?」

「まあ、ざっくりいうと半分正解だね。」

そういいながらカナデは手持ちのコーヒーカップを作業台に置き、片隅によかしておいたハンドミルをひょいと軽く宙に浮かしてからパシッと手に持ち続ける

「ハンドミルは手の感覚でどれくらい挽けてるかを感じることが大事なんだ。挽きすぎると目が細かくなって味が逃げちゃうし、逆に粗すぎてもだめ。程よいタイミングで止めないとおいしいものにならないからね。だから手首の感覚はすっごく大事になるんだ。さじ加減はよくないともいうけど・・・私的にはカンに頼るのも大事かな。なんというか手首の感覚は私にとってはマスターとしてもだけど、銃を扱うこの世界でも銃と同じくらい大事な相棒でもあるけどね」

その説明を聞いて納得するリナ。

「なるほどね。確かに納得できるかも。銃を扱う時も指先の感覚が大事になるものね。まさかこんなとこで銃につながるとはねえ」

「意外と共通する部分あるもんだよ。」

ゴトッと音を立ててハンドミルを元の位置に置いてからコーヒを飲んで一息ついてから何か思い出す。

「・・・・・・・あ。」

「急にどうしたのよ。何かあった?」

「いや、なんか忘れてたなーと思ったらリナに出すスイーツ」

それを聞いた途端思わず椅子からズッコケかけるリナ。

「なにか重大なことでもあったのかと聞いて損した。というかスイーツ忘れないでよ。」

「ごめんて」

慌てて謝るカナデ。

「相変わらずなんだから。少し早いけどせっかくだから一緒に食べるわ。で、今日のスイーツは?」

「昨日のうちにある程度は準備しておいたんだけど、どうせお試しで作ってみようという感じで準備してたんだけど、ティラミスかな。ただ材料がバーチャルだから違いがあるから恐らく多分もどきになるとは思うんだよなあ」

「ティラミス!?」

ガタッとキラキラ目で食いつくリナ。あまりの食いつき具合にびっくりしたほどだ。

「おおう・・びっくりした。リナ、そんなに好きだったっけ・・・・?」

「そりゃそうよ。コーヒーと最良の組み合わせじゃない。ブラックコーヒーと少し甘めのスイーツとの組み合わせはいいものよ。さすがじゃない」

「まあ、さっきも言ったけどあんまり期待はするなよ?再現できてるか怪しいし実際問題、見た目はそうでも味は違ったなんてここだとそこそこあるからな。」

その話を聞いた途端、「あ、そうだった」と過去の失敗例の苦い思い出を思い出し苦笑顔になるリナ。

(まあ、そこのちょっとした抜けもかわいいところではあるんだけどね。)

そう思いつつカウンターの裏手にある厨房へ消えていくカナデ。

リナはその姿を見送りつつTVから流れる放送を聞きながらじっくりをコーヒを味わいつつ待つことに。


厨房エリアは造作壁の裏手ににあり、モーニングも提供するので厨房設備はカフェにしては本格的なものが用意されている。現実と相違あるとしたらAI-IH設備が導入されておりワンオペで業務するカナデを支えてくれている。

当然ながら冷蔵庫は大型クラスが入っており温度調整は内外気差を考慮した温度調整や食材類もAIで自動管理されており不足品や売り上げ状況から自動でお取引あるなじみの店舗に発注されるほどのハイテクぶりだ。

スイーツが入っているのは左下の扉でしゃがんでそこの扉を開けると様々なスイーツやスイーツの材料類が分けられている。

「よいしょ。えーと・・・確かここに‥・あったあった。大丈夫そうだ」

試作品のティラミスが乗った皿を私とリナの分を手早く取り出してテーブルに置いてからバタンと扉を閉めてからリナのいるカウンターへ。


「リナ、お待たせー。」

カナデの声を聴いてスクリーンに映っていたニュースを見ながらコーヒを飲みながら真剣に聞いていたリナはカナデの声に気が付き、コーヒを置いてから軽く座り直してカナデに向き直る

「お、来たわね。試作品のティラミス!」

「うん。試作品のティラミスです。」

そう言いながら二皿あるうちの一つをリナのコーヒーセットの隣にコトンと置く

「随分と真剣にニュース見てたね」

「年末だからいろいろとイベントのニュースがちょうど流れてたからね・・そりゃ真剣に見るわよ。」

リナのそのセリフにつられてカナデもリナの隣の席にティラミスを置いてからスクリーンのほうを見るとちょうどクリスマス・クエストの大型イベントの情報が流れていた。それを見ながらも隣に座るカナデ。

「あ、もうこのクエストの告知出たんだ。みんな狙ってるんだっけ。・・・隣失礼するね」

「ん。いいわよ。気を使わなくていいのに。そりゃクリスマスだから何かしら配布なりクエストの報酬が大きいことで有名なんだからこれ」

「どうしてもスイッチ入ってるとこうなるんだよなあ…まあ、私はまだ情報だけかな。とりあえずひんやりしてるうちに食べようか」

「あ、そうね。暖房掛かってるから」

危うく試食をよそにゲームトークに移りそうになるもトークを試食に戻すことに。

「でも見た目は上出来だね。リアルで見るティラミスにそっくり」

いい出来具合に評価をつけるカナデ

「ほんとよね。違和感ないぐらいだからカナデの腕前ほんとリアルと変わらずよね。」

「そりゃまあ夢でもありますし、じゃ・・・問題の味はどうかな?」

スイーツ用のフォークでティラミスを一口分切り分けるカナデ

「問題はそこよねー‥‥」

真剣な目つきでフォークを持ちティラミスを一口分すくって

「じゃ、せーので食べましょ?」

「おう」

「「せーの・・・・・・・」」

パクっと同時に口に含んでモグモグ。

スクリーンから流れるニュースアナウンサーの声だけがしばし流れ…

「・・・・うん、ティラミスだ。・・って後半苦味癖あるな」

「・・・・おいしいわね。でも確かに苦味の主張が強いわね。でも、味としては今でも十分行けるくらいね。今かカナデが飲んでるカフェラテとの組み合わせでも行けるんじゃない?」

多少の苦味緩和で素でカフェラテを飲んでいるカナデのマグを指さされ、その指摘に気が付いてカナデはもう一口食べてからカフェラテを飲んでみることに。

「…あ、確かにリナのいう通りだわ。うん、これはこれでアリの組み合わせだ」

「でしょ?」

なるほど。という感じの納得の表情のカナデとどや顔のリナ。さらにカナデはウィンドウを開き、調理メモに追加記入しつつ続ける

「…でもスイーツ単体で出すならちゃんとしたものにしないとな。でもこれはこれでカフェラテと少し苦めのティラミスとのセットメニューで提供ならありだね。でもこれ・・・多分苦味が癖強かったから多分苦味系の量が少し多かったかなこりゃ。」

そのメモをちらりと覗きつつリナはさらに指摘。彼女は射撃のみならずゲーム内の料理も上手なのでこういう時は頼りになるのだ。

「ちょっと見せて」

「おう」

リナに言われウィンドウをフレンド可視モードにしてリナとカナデの間に指で投げるように横にウィンドウをスワイプしてお互い肩を寄せる

「ありがと。でも今でも組み合わせ次第では確かにありだけど・・・・ちょっと見たけどやっぱり苦味系のちょっと多いかもね。2~3gちょい減らしてみるといいかも」

カナデの意見にも賛成しつつリナはメモをチェックして赤字で通常提供用のレシピをウィンドウ叩いて書き込んでいく。

「了解。次それで作り直してみるよ。リナの指摘助かるよ。」

「これくらいなら手伝いするわよ。慣れてきたとはいえまだややこしいでしょ。」

書き込みを終えるとカナデにウィンドウを戻しつつ、コーヒーを飲みつつカナデはティラミスを食べつつ戻ってきたウィンドウの内容のレシピを確認して保存してウィンドウを消す。

「だいぶ出来るようにはなったけど、たまに向こうにはない物で作るときもあるからそれはややこしいけどね。」

苦笑顔で答えつつもリナもわかるわ、という表情で

「ま、確かにそうよね。そこはおいおい慣れていきましょ。でもこれはこれでありだから結果オーライということにしておきましょ。」

「だな。」

そんな会話しているとちょうどいいタイミングだったのか、新しい来客を告げるかのようにドアベルが鳴るのだった。


後編へ続く!


__________________


【あとがき】

中編をまとめるのにものすごいお待たせしました…遅筆で大変申し訳ございませんでした!(土下座)

カナデとリナは昔から仲が良い感じが伝わる中編になったかと思います。

そして厨房の描写も出てきたかと思います。厨房設備は近未来の世界感のゲーム感らしくハイテク設備がテンコ盛りです。ただ新しいだけでなく古き良き部分も採用されていたりしています。ワンオペ業務が多いカナデからしたら相棒みたいな存在です。

現実では確か冷蔵庫の中身を撮影して食材管理するのはあったかと思います。

そしてスクリーンで映していたニュースのイベントの情報、カナデは今のところ無関心、という感じですが、今後のストーリーに関係してきますのでそこも今後どうなるのか注目してください。

そして後編では何名かカナデとリナの仲間たちやライバルが登場予定です!

設定集にあるキャラクター以外にも登場予定キャラも準備してますので、誰だっ!?となるかもですが、後編更新時に同時更新で公開しますのでお楽しみに!



















































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