「            」

僕の世界を作り上げるのは言葉だ。


真っ白なキャンパスに感情の色を乗せる。

時には汚く混ざり合うそんな色さえ言葉を紡いでいる時だけは

愛おしく感じられる。


僕は言葉で世界を作りその世界の秩序を言葉で保つ。


文才などない。

けれど僕は僕の世界を守る方法をこれ以外に知らない。


僕という人間を作るのは僕の言葉で

あなたを作るのは貴方の言葉。


僕は僕のためにこれからも世界を作る。


あなたの世界にもいつか届くように。

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