第2話

朝、目覚めて何時かとスマホを見る。

まだ6時。

寝たのは何時か覚えてないが、恐らく2時前だろう。

元々寝付きも寝起きも悪い方だが、昨日は夕飯時に少しビールを飲んだし、初めてで泣き疲れて眠れた方のようだ。


一日休み……。

私は朝風呂と簡単な朝食を取り、洗濯する。

今日の朝ご飯は卵雑炊と昨日の余ったサラダとコーヒー。

本当に簡素だ。


部屋に洗濯機があるのはまあ楽だ。

周りのこともあるから日中に限るが、好きなように洗濯できるのはありがたい。


さてと、私はキャリーバッグの修理をしようと思う。

ハンドルの一部が取れてしまったのである。


だが、不器用だから、修理は難航した。

直せないかもしれない。

直せなかったら、どうしよう?

だが、逆に考える。

2ヶ月もある、毎日は無理でも挑み直せる日はまだある。

ゆっくりやっていこう。


昼は支給されたお弁当。

豪華なお昼だ。

私は一人食事をしながら、予定を考える。


今日の夜は肉じゃがでもしようか?

簡単な湯豆腐にしようか?

だが、明日から出勤だから、買い物は困難……。

悩むところだ。


私は悩んだ末、肉じゃがと湯豆腐の材料を買い揃えた。

これならどちらでもできる。

正直、朝晩だけ何とかしたらいい。


ついでに味噌も買った。

味噌汁用だ。

レシピはいくつか分かるから、何とかなる。

野菜炒めの調味料にもなるし、味噌鍋にもできる、案外何とかなりそうだ。


でも、やはり夜は心細い。

テレビを付けると、某スポーツ特番がある。

私は夕飯を作りながらテレビを見た。


家族といたら、見ながらワイワイ話せるのに……。

複雑な気持ちになる。


故郷に帰りたいな。

そんな思いもチラチラよぎり始めた。

恐らくホームシックだ……。


だが、明日から仕事。

頑張らねば!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る