賢明なるカクヨム諸兄には既にご存知のこととは思うが、政治思想のひとつに「革命的敗北主義」なるものが実在している。これは、自己犠牲の積み重ねという「革命的敗北」によってのみ革命が成就する、という考え方である。
この作品の作者もまた、革命的敗北主義を目指さんとする革命家に間違いないだろう!
本作におけるメスガキには、若干のツンデレが含まれてはいる。そこに異論を唱える原理主義者もいるだろう。しかし我々は、わずかな希望と儚き勝利を、革命に向かう熱き想いとして胸に抱かなければならないのだ!
「わからせ」と「わからせられる」の違いが判るかたと、寝る前にのナイトキャップにスプーン一杯のメスガキをヤりたい、と思うかたにお勧め。
6読/6続にてレビュー。