俺にメスガキ妹がいたら。


 そう思って読んでください。



「雑魚にぃ、勉強教えて~」

「雑魚でよければどーぞ」


 妹はまだ小学生。だが、既にメスガキだ。


 妹はあぐらをかいてゲームをする俺の膝の上に腰をおろした。


「重い」

「雑魚過ぎ~♪」


 苦情を伝えるも妹は楽しそうだ。そんな時、母が部屋に入ってきた。


「あらあら、二人とも仲がいいのね♪」

「よくない!」


 妹はご立腹。ほおがぷっくぷくだ。


「コイツ、最近言葉遣い悪くてさぁ。子育て失敗してない?」

「あんた程じゃないわよ」

「雑魚にぃよりぜんぜん成功してるし!」


 泣きそうになってしまう。母娘してマジレスはやめて。


「早く遊ぼ~♪」

「勉強はどうした?」

「遊んだ後する~♪」


 妹は俺の胸にこてんと後頭部を預けてくる。


 例えメスガキでも、俺にとっては可愛い妹だ。



(オチなどない!)

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