第29話 「ダヴィデ義勇軍」

「ダヴィデ様!

サウジ王が追ってを差し向けてきているようです!」


「そうか!

しかし大丈夫だ!心配はいらない!

我々には、夢見の少女セツラが共に行動をしている。決してサウジ王が追い付かれる事はないだろう!

それに起源の主が共にいて下さるのに何を恐れる必要があるものか!

さぁ!夢見の少女セツラを連れてくれ!」


「セツラよ!

我々ダヴィデ義勇軍は、次にどの戦場に迎えば良いか!」


「さすがね!ダヴィデよ!

自軍の王から命を狙われているというのに、敵への攻撃の姿勢を崩す事はない!

とても勇敢であり、王としての器がにじみ出ているわ!」


「何を当たり前の事を言っているのだ!

我々は、起源の主から、特別な油注ぎを受けているのだ!

手を抜いてなどいられない!なすべき事が山積みであり

これから戦力を強め、国力を高める必要があるのだから!」


「ダヴィデ義勇軍の戦力はどれくらい?」


「300人位だろう!」


「少ないわね!

以前、私を捕えようとして蛮族の一味を

仲間にする時が来たのでは?」


「そうだな!彼等は野党から足を洗い

志を高く持ち、不当に捕らえられた奴隷達を解放する為に

日夜活動をしているらしい!大いに役立つ者と成長した事だろう!

早速遣いを送る事にしよう!!!」

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