第5話

 お昼になった。

 まだ夢から覚めない。

 でも、待ちに待った昼ご飯。


 今度はスイーツにかぶりつく。

 ブドウは夢の中でもブドウなのさ。

 ――くだらないことを心中でひそかにつぶやく。

 やっぱりブドウはおいしい。

 ――これは大事。

 すごいぞ。私の夢。


 それに柑橘かんきつ・・・うーん。

 見た目では種類は分からない。

 でも、すっぱい。


 おっ。ザクロ。

 子供の頃、おじいさんのところで食べたことがある。

 まさにその記憶と同じくすっぱかった・・・・・・なんてね。

 本当は、こんなに?と想うほどに甘かった。


 どうせなら、晩ご飯、食べてから、目が覚めれば一番いい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る