第10話至福のひと時

 日記のことを書いていると、時間を忘れてしまいそうになる。

 これもまた至福のひと時なのかもしれない。

 交換日記ってなんか異性に送るものであるという印象もある。

 または友達と交換日記するというのも悪くない話である。

 

 わたしは母と交換日記をしているが、別に誰としようが、自由であっていい。

 こだわる必要もないし、日記の内容も自由であっていい。

 わたしの場合は日記を書いた後に、英語の問題と題して、英文を書いて、母に和訳してもらうことをしている。

 特に意味はないのだが、英語の良さを知ってほしいという意味でやっている。

 

 わたしは元々英語が好きで、小学生のときから英語教室に通っていた。

 それくらい英語に対する思いは強い。

 決して英会話はできないが、簡単な英語ならば多少わかる。


 例えば This is a pen which you bought yesterday.

といった感じで書くとする。

 これを和訳すると「これは昨日、あなたが買ったペンです。」

 となる。

 penが先行詞でwhichが関係代名詞であることがわかる。

 

 英語は奥が深い。

 とまた話が脱線してしまったが、幼いころやっていたことは案外忘れない。

 

 それを毎日繰り返していくうちに脳に刷り込まれていく。

 反復練習をすれば、どんなものだって自分の身になる。

 日記も毎日すれば習慣になるのと同じように、勉強もそうである。


 簡単だったが、至福のひと時というエピソードは終わりである。

 また次の物語も期待していてください。

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