第8話安らぎの時間

 日記のことを散々書いたので、一旦此処で視点を変えよう。

 交換日記を書いている時間はわたしにとって安らぎのひと時となっている。

 落ち着いたときにゆっくりと日記を書くことが私は好きだ。

 慌ただしい時に交換日記をつける余裕はない。


 わたしは少し変わっていて、その日のことを次の朝に書くようにしている。

 普通日記は夜中とかにその日の出来事を書いたりするのだが、それではありきたりだと思っている。

 別にそんな決まりはないし、とらわれるのもなんか変な感じがする。

 好きな時間に日記を書くのがわたしの中の決まりになっている。


 交換日記って好きな相手とするものだと思う人もいるかもしれない。

 それが母であろうと父であろうと、遣りやすい相手と交換日記をすればいい。

 それもまた日記の奥深さの一つではないかとわたしは思う。


 日記の楽しさはゆったりした時間の中で生まれるものだと思うし、それがどの時間でもいいという感じがする。

 安らぎの時間の中で、書くことがひらめきがわいてくることはきっとあるはず。

 冷静になれる時間というのも時に必要だ。

 いつも焦っていたら、心にゆとりが持てない。

 だから朝の一仕事を終えた後に、わたしは日記を書いて、精神を落ち着かせている。

 

 だから私は言いたい。

 安らぎの時間はやはり必要不可欠であると。

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