第二章私の交換日記への思い

第7話交換日記への思い

 第一章では交換日記の醍醐味と題して、第一話から第六話まで書いた。

 此処から第二章は交換日記への思いと角度を変えて、書いていくこととする。


 わたしが母と交換日記を続けていて、日記へ価値観が変わってきた。

 今まではただ日記を書けばいいものと思っていた。

 だが、今は交換日記はわたしにとって大切なものとなっている。

 

 日記でしか書けないこともある。

 言葉だとすべて言い尽くせないし、抽象的になってわかりにくいこともある。

 しかし、文字であらわす日記ならば、直接相手を傷つけることはない。

 日記で相手を感動させたり、喜ばせることもできる。

 それぞれの思いが交錯するのも一種の日記の良さだとわたしは思う。


 言葉は違って、文字や文で表現する日記には個性がある。

 その人の文字の書き方で日記の印象が変わってくる。

 焦っている時や慌てている時は文字が乱雑になる。

 落ち着いている時は文字が整って綺麗に見える。


 交換日記は落ち着いた時や好きな時間にかけるので、有難い。

 こういった思いを抱きながら、わたしは普段母と交換日記をしている。

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