第5話日記の奥深さ

 此処まで第一話から第四話までいろんな角度で交換日記の良さや楽しさを述べた。

 今度は日記の奥深さに触れていきたい。


 一日が終わると同時にその日に起こった数々の出来事を日記に書いていく。

 楽しかったことや苦しかったこと、悩んでもやもやしていること、友達や家族と触れ合ったことなどを日記を書く。

 そうするとそれが思い出に残り、読み返したときに懐かしさが蘇ってくる。

 その当時の情景がフラッシュバックしたかのように記憶が刻み込まれていく。

 

 実際昨日のことだが、母と一緒にハローワークへ行ったことを書いた。

 母も同じことを書いていて、考えていることは同じだなとしみじみ感じた。

 そこで説明会があり、いろんな話を聞くことができた。

 雇用保険の話を実際に聞いたが、あまり頭に入らなかった。

 難しい内容だったため、理解することがわたしはできなかった。

 そういう感想も日記に書いて、残すことができる。

 

 事実として、わたしは一度仕事を失った。

 そして、わたしは今は家にいることが多い。

 そんなわたしを母は励ましてくれる。

 母はわたしを勇気づけて、後押ししてくれる。

 そういった些細なことも日記に書いて、情報交換すれば気持ちが分かち合える。

 些細な事かもしれないが、日記は気持ちや感情を共有できる一種のツールではないかとわたしは思っている。

 

 ともに苦しんだことや悩んだことでも日記に書けば、相手に返事をしてもらえる。

 そうやって私と母は交換日記を毎日つけるようにしている。

 そこに日記の奥深さがあると思われる。


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