(一)-4
アレンが部屋に一歩踏み込んだ。そして部屋の四隅に銃口を向けた。誰もいないことを確認したあと、一歩部屋に入った。部屋の入口の左側にクローゼットがあったので、アレンはそのドアを開けた。クローゼットは高さ八〇センチほどの所にボードが渡してあり、二段になっていた。その上下に銃口を向けて誰もいないか確認した。
アレンがクローゼットを確認した後、ティムは部屋の壁際に立ち、ゆっくりとドレープのカーテンを開けた。そして窓越しのベランダに銃口を向けた。
(続く)
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