第6話川のそばのいえ。
憧れを持っていた少年。その内容とはいずれ自然に囲まれた場所で暮らしたいという事だった。
生まれた場所は都会ではなかったが、田舎でもない普通の住宅街。学校に行く途中で街路樹を眺めながら、自然は良いなと思っていた。
やがて大人になり都会で暮らし、排気ガスの中で生活するような環境でふと思い出したのが子どもの頃の記憶、一大決心して自然の中で暮らすことを決意。仕事はこれから探すつもりである。行き当たりばったりではあるが、このまま死んでしまうよりは良いだろう。土地が安くて湧水があり、自然豊かな場所を探しようやく見つけた。
貯金を切り崩しながら、生活の土台を築き、仕事も探しつつ一から暮らして行こう。
湧水を家へと繋げ生活用水としてネットが使える環境の内に参考にしながら家を建て、野菜を育てる。
そうだ、その様子を動画にアップすればお金が稼げるかもしれない。目指すは登録者数1000人だ。
そんな事を思いながら、買ったばかりの荒れ果てた土地をまずは雑草狩りから始める。
しかしこの場所は熊やシカ、イノシシなどの害獣が出るらしい。少年はどうすればよいのか頭を捻った。
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