第7話僕の家

「ただいま…」

僕の声が静かな家にこだました。

「父さん母さん俺余命宣告されちゃったよもう少しで父さん達の所に行けるねそんときは僕を褒めてくれよ頑張ったねって」

僕の親は買い物に行ったときに事故で死んだ。

僕はなんとか親の遺産で入院が出来たがもうそろそろ死んでしまうらしいがお金はまだまだ余ってる。

明日にでも僕の担当医にでもいって美智子に渡してもらおう。

「さてと家の掃除でもするか余命3ヶ月って言ってたけど癌はそこまで待たない可能性があるかもしれないから先に掃除しておこうずっと汚いのは嫌だからな最後ぐらい綺麗な部屋とお別れしたいからな」

「ふーこんな感じで十分でしょ軽く1時間くらいは掃除してたのかてか僕割と体力ついたな」

僕は掃除が終わって試が落ち着いたのかいきなり死ぬときのことを考えてしまった。

「はーほんとなんで僕は癌なのかな最悪だな死ぬんだったら美智子に看取ってほしいなぁそうすれば幸せで後悔なんてする暇も無いだろうな…死んだ後生まれ変わるんだったら鳥になって今まで癌があって遠出が出来なかったからな沢山飛んで世界を見て天国で父さん母さんに教えたいな」

僕はそんなことを考えていたら不意に涙が出てしまった。

「はぁ嫌だな…こんな泣けるのは美智子に見られてないときだけだぞ僕思う存分泣けよ」

僕はその後何時間も泣き続けた後疲れて眠りについた。

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