第5話遊び
「和重くーん起きてーもう朝ですよー」
「うーんまだ起きたくねぇよぉ」
「ほら子供じゃないんだから駄々こねてないで起きて」
「うう分かったよ」
僕は頑張って起きた直後に昨日のことを思い出してしまい顔を赤らめた。
「あれれ?お顔が赤いようですよ?」
「やめてくれ思い出しちゃったんだよとりあえずご飯作るぞ」
「うんありがとう」
僕は台所まで向かう途中に
「昨日はありがとう」
と小さく聞こえた気がしたが空耳だろうと判断した。
「さてご飯も食べ終わったことですが今日は折角の休みということで遊園地にでも遊びに行きたいと思います!」
「なん…だと…!?」
「もしかして嫌?」
「別に嫌ではないが苦手ではある少しトラウマが」
「何があったの!?」
「まあ…時期に分かるさ」
僕はジェットコースターがトラウマだ。
友達と行った時に無理矢理乗らされてトラウマになってからは1度も乗っていない。
「おお久しぶりに来たな」
「私も遊園地なんていつぶりだろう、じゃあ最初にジェットコースターに乗ろうよ」
僕の予期していた最悪の未来になってしまった。
「あ、ああそうだな」
30分後
「やっと乗れるね〜凄く待った気がするな〜楽しみ」
「そうだな…」
僕は正直もっと待っていたかった。
「皆様安全バーは下ろしましたね、では今から出発しますお楽しみください」
ガタンガタンと上がる音が凄く大きく聞こえる気がする。僕は今から処刑されるんじゃないかと思うぐらい怖い。そしてとうとう頂上に着いてしまった。
「おおお!」
「アハハたーのしいー」
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「オロロロロ」
「あははごめんね苦手って知らなかったから」
「仕方ないよ僕が言ってなかったんだからうっ!オロロロロ」
「うーん次は何処にしようかな和重君には悪いことしちゃったから和重君が決めていいよ」
「マジすか…じゃあお化け屋敷で」
「え」
「?」
「いや何でもないよさあ早くいこ」
僕は気づいてしまった美智子はお化け屋敷が苦手なことに。
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