第4話初めての気持ち
「お邪魔します」
「汚いかも知れませんがどうぞ」
僕は今初めて女の子の家で泊まろうとしているのだ。
これはヤバいぞ、少しでも変な行動をとったら大袈裟かもしれないが多分殺される。
気をつけて行動をしよう。
「じゃあ椅子に座って待ってて今からご飯を作るからアレルギーとかはある?」
「無いです!」
「はーい」
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「「ご馳走様でした!」」
「美味しかったです」
「そう言ってくれて作ったかいがあったよお風呂は私が先に入ってもいいかな?ちょっと汗が凄くて」
「分かりました僕は皿でも洗って待ってます」
「ありがとうでもいいの?」
「ご飯を頂いたんですから少しぐらいは手伝いをしないとね」
「じゃあお言葉に甘えるとしようかな」
ジャーと言う音を聞いて風呂に入ったことをかくにんしてから皿洗いを始めた。
あの子が言ってたよりも美智子は随分と笑うんだけど僕は何をすればいいんだろう笑うようにしてと言われたがまあこれはこれでいいからなこの何気無い日がずっと続けば美智子もあんな無表情の顔は無くなるだろう。
「お風呂空いたよ〜」
「了解です」
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「お風呂ありがとうございます」
「良いよ大丈夫で和重君はまだ眠くない?」
「は、はい」
「じゃあリベンジマッチといこっか」
薄々勘づいてはいたがホントにやるとは思っていなかった。
僕と美智子はあの図書室で1時間もチェスで勝負して僕が全勝してしまい美智子に火を付けてしまったようだ。
2時間後
「あの美智子さん?もうそろそろいいでしょうか」
「むー」
「いやあのそんな顔で睨まれましてももう2時間もやってるんですよ」
「むーなんで勝てないの」
「いやいや途中負けそうになったりしましたしそれでいいじゃないですかもうそろそろ寝ましょうよ」
「むーじゃあ明日も戦ってくれる?」
「まあ飽きるまでは」
「分かったよじゃあ今日はもう寝ようか」
「そうですねもう11時ですし」
「そうだねじゃあ私は自分の部屋で寝るから君はどうする?」
「僕はここのソファでもいいですけど」
「うーんなんかな良し!君は私の隣の部屋を使ってよし」
「いやその」
「つべこべ言わずに早く!」
「はい」
僕は言われた部屋のとこまで行くとドアに仁美と書いてあった。
そこは美智子さんの妹の仁美さんの部屋だった。
「まじか、まあそうだよね美智子の部屋の隣だもんそりゃ仁美さんの部屋の可能性だってあるよねでもまじか女の子の部屋で寝ることになるとは‥ね」
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「うーなんでこんなに心が静まらないのこんな感覚は初めてだようーこれじゃ暫くは寝れないな」
私はそのまま部屋を出てリビングに出た。
「あ和重君どうしたの?リビングにいて」
「それは美智子さんもですよ、どうしたんですか?」
「少し寝付けなくてねちょっと水でも飲んで落ち着こうかなってね」
「僕もですよ少し落ち着かなくてリビングに来た感じです美智子さんが落ち着けるよう僕は部屋に戻っときますよ」
私は何故か腕が動いて和重君の裾を掴んでいた。
「まだ‥行かないで」
「え?ま、まあ良いですよ美智子が落ち着くまでここにいます」
「ありがとう」
私は和重君の座っているソファまで言って隣に座りそのまま体を預けた。
「あ、あの美智子さん?」
「少し黙ってて」
「は、ハイ」
私は和重君に体を預けてそのまま目を閉じ今日のことを思い返し私も変わったのかなと考えていると睡魔が襲ってきたのでそのまま寝ることにした。
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「すーすー」
美智子の寝息が部屋にこだまする。
「あれ?もしかして寝てる?」
問いかけたが返事は無かった。
「寝ちゃったかまあ今日はいろいろとあったもんね」
そっと頭を撫でるとうーと言い少し表情が柔らかくなった。
「ふふ全くこう見るとホントただの女の子だよないつも冷静を振る舞ってるけどやっぱ寝るとただの女の子になるんだなてかよくよく考えてみたら美智子は人と関わるなんて無かったもんなそりゃ人と関われば安心もするだろうな」
そう言ってると眠気が僕を襲った。
「やべこれ僕もそのまま寝ちゃうやつだ」
僕は朝起きた時にやばい事になるかもと思ったが眠気が思考を妨害してそのまま長い眠りに誘った。
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