第2話学校
「随分久しいな学校に来るのはいつぶりだろう」
僕はずっと休んでいた学校に来た。
何故だかそこまで空気の圧迫感は感じない。
まあ僕は友達と言える人を作った覚えがないしなんならみんな僕のことを忘れているから僕に気づかないのだろう。
僕は無視と言える状態のまま授業を全て終わらせた。
「さてと、本命の図書室に行くのはもう少し我慢しなければな6時ぐらいじゃないとあの人はいないって言ってたからな」
僕は学校に来ることはほとんど無いので時間が来るまで学校の中を探索する事にした。
「へー僕が居ない間に新校舎まで作られてるし僕が知ってる学校とは随分違うな、なんというか感慨深いというかとりあえず時間が来たことだし行ってみますか!図書室」
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私は鳥が嫌いだ。私とは違い羽があって自由に飛べることが憎い。いつも居ないものの様に扱われてきた私とは真逆の存在過ぎる鳥が嫌いだ。私の名前は小瀬美智子。私はいつも図書室で1人本を読んだりオセロなどのボードゲームで1人シュミレーションをしている。他の人とやることなんて無いのにいつもボードゲームの練習をしている。
そんな時1人の男の子が私と他の人との間に作っていた壁を無断で乗り越えて敷地に入ってきた。
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「こんにちは…美智子さんはいますか?」
とても小さく頼りない声でその名を呼んだ。
「はい…私が美智子ですけど、何の用ですか?」
美智子さんの声は淡々とした声でまるで人に興味がないような感じだった。
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