第2話💙𓈒𓏸辛いも苦しいも💙𓈒𓏸

新入生歓迎祭のために、再スタートしたはいいものの、完成していない絵、1からの書き直しの絵などがあり、時間がかかってしまった。が先生や、卒業した先輩たちなども来て助けてくれたおかげで、何とか一日で終わらせたのだ。

☀️。°

家に着いたら、すぐにお風呂。それが僕のルーティンだ。家では、台本作りをしていると、僕の大切で好きな人...そう、彩奈からの、電話があったのだ。幼馴染だが、やはり1人の女子として大切で恋愛として好きな人なため、緊張してしまうのだ。深呼吸をし、

「もしもし」「り、淕玖?」彼女もまた、緊張しているような声だった。少し嬉しかったが、僕を好きになってくれるわけが無いと、思い凹んでしまった。

「どうかした?」尋ねると「実は、課題全然できてなくて、教えて欲しいんだけど...」

「なら、今週の日曜日なら行けるよ。僕の家?」「もちろん!」小学校の頃から変わらない性格が、とても好きで、「いいよ」なんでも許してしまうのだ。馬鹿すぎる。

☀️。°

土曜の夜、服を決めていたが、全く服が決まらない!デートじゃないし、別にいいと思うが、オシャレには気おつけておきたい。よし、こういう時は、調べるのが1番だ。さぁ、準備は、満タンだ。

そして迎えた当日、緊張していたが、彩奈の緩い顔に和まされ緊張がほぐれた気がした。

「ここどうやるの?」「ここは、Xとこれを移行させて...」「彩奈?ここどうするの?」「ここは〜、whatが初めに来て...」順調に進み何とか終わった。「助かったありがとう」「こちらこそだよ!」楽しかった。〈あれ〉に気づくまでは。「御手洗に行ってきまーす!」「どうぞ」彩奈が部屋を出て数分たった時だ。通知音がし彩奈のスマホを見ると、同じ中学だった人達からのLINEで、彼氏にしたい人を言い合っていた。彩奈は、別の人のことを言っていた。

すごく辛い。なんでなのだろう?そんなことは、彩奈に言えずに別れを告げた。

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