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アンリアルロジック

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いちどめし

おすすめレビュー

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★★★
★9
3人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 七国山
    169件の
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    ★★★ Excellent!!!

    わたしは、『ふつう』になりたかった。

     現代日本の。とある高校。そこに通う、どこにでもいる高校生。
     例えば北沢柑菜は、自分の意見を上手く伝えることができない。周囲と上手くコミュニケーションが取れず、友達がいない。しかし、それを孤高と開き直れるほど強くもない。

     どこにでもいる。高校生。
     「ふつう」になりたい。女の子。
     
     そんな彼女が、とあるきっかけで怪しげなスクールカウンセラーに『相談』して……というお話。
     思春期の、ゆらゆらした、感情や葛藤が、ゆったりとしっとりと、あるいはねっとりと語られています。それは「ふつう」になれなかった「どこにでもいる」誰かの物語であり、映画とか小説の「ドラマチック」からは離れた、じめっとした手触りの、「わたし」の物語でもあります。
     
     北沢柑菜以外にも様々な「どこにでもいる」生徒が登場し「ふつう」になるためにあがき続ける群像劇。
     第六話以降の展開にも期待しています。

    • 2023年1月4日 13:06