5-10 結華梨、オン・ステージ! ……の裏

◎エピソードタイトルの元ネタ


『仮面ライダー鎧武』に登場する変身音声「花道オンステージ」より。僕の趣味ですし、鎧武でもダンスは登場していましたからね。



◎エピソードの狙い


 仁輔の告白待ちをしている結華梨のターン。義花&仁輔が歩む「離れているけど一緒に頑張っている」を結華梨にも実践してもらおうという回です。加えて千波の元カノ・舞風も登場してもらい、破局カップルの和解を追加してみました。

 仁輔と結華梨、ゴリゴリ柔道家とキラキラダンサーで雰囲気は正反対ですが、同じような人生観を共有できているんですよね。大好きな人のために頑張りたいし、頑張っている人が好き。


 そして、結華梨が「可愛い」という概念に抱く思い入れも語られました。結華梨がやってきたことも一種の恩送りや継承ですね、自分を元気付けてくれたように自分も誰かを照らしたいという想い。

 だから、自分の可愛らしさで大事な人が喜んでくれることは、結華梨にとっては美学に一致した幸せでもあります。中学時代のトラウマを経てもその美学を曲げてないの、結華梨の強さですね。


 そのきっかけとなった出来事、今作ラストのRainbow Noiseネタです。かつて雪坂高校合唱部が出演したゴスペルライブ。想定外すぎる影響を与えてますね彼ら……

 ただ、その女子生徒が誰だったかは結華梨も把握していないですし、作者も決めていません。あの場にいた合唱部女子7人、誰もが結華梨の憧れになれるような魅力は持っています。

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