4-12 駆けつけてきたよ、ヒーロー / 箕輪結華梨 ……の裏
◎エピソードタイトルの元ネタ
4-9と同じく、内田真礼さんの『ギミー! レボリューション』の歌詞より。ヒーローを救いたいヒロインの話です。
◎エピソードの狙い
仁輔は我慢強い、自分の本音を吐き出すのが苦手な人物です。そこまで近い間柄ではない結華梨に、愛する義花を巡る苦悩の話をするとなると、かなりバリアは強固。
なので、結華梨が精神的・身体的な距離をぐんぐん詰めて、仁輔の本音を引き出す過程が必要になりました。
第三者の女性にだから言えること、想いを寄せていたからこそ言えること。仁輔がずっと自らに課していた制約を外していく告白。それは、お互いが抱いていた性欲への忌避感を解消するような時間でもありました。
咲子や義花の影響から自由になり、他の女性を愛していいと思い直す仁輔。
自らを傷つけた男性からの性欲を、大事な人を救う武器にすると決めた結華梨。
まっすぐで思いやりに溢れているけど、まっさらプラトニックではない。そんな恋心でもいいと認めてもらうことが、失恋男子には結構大事だと思うのです。RNでも描いたことですが、今回はさらに踏み込みました……紡のリベンジ、でもありますね。
そして、結華梨と付き合うのは義花を巡る感情を清算してからにしたい……という仁輔の選択も潔い。
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