4-9 ギミー、リストラクション! ……の裏

◎エピソードタイトルの元ネタ


 内田真礼さんの楽曲『ギミー!レボリューション』より、結華梨らしい一曲。人間関係を再構築(リストラクション)する話だからこう名付けたのですが、リストラクション=人員整理のイメージが強すぎるかもなあ……



◎エピソードの狙い


 まずは義花と結華梨が、お互いに隠していたことを打ち明け合います。

 義花がレズビアンだと知って「津嶋くんが可哀想じゃん」とキレる結華梨、結華梨の仁輔への恋慕を聞いて「前も確認したじゃん」と突っこむ義花、どちらも彼女たちらしいですね……義花は言葉の裏が読めないことがままあるので。

 そういえば、結華梨→仁輔の感情について、読者様はどう受け取っていたんですかね? 「仁輔に恋していたことは確実にあっただろうし、今も未練はあるのだろう」あたりを作者は想定していましたが。


 そんな衝突も経つつ、結華梨の反転攻勢が始まります。

 結華梨が仁輔への恋心に向き合う中で最優先にしていたのは「自分も他者も傷つけないこと」でした。それが「いくら自分が傷ついてもいいから仁輔を助けたい」に変わる。

 数年分くらいのすれ違いに直面した義花&結華梨ですが、すぐに前向きに状況解決に動き出せるところが良いな~と思っています。GLが中心にあるからこそ、男子とのカップリングも含めて女子どうしの友情を描きたいなと考えていました。


 

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