1-3 時には将来の話を……の裏

◎エピソードタイトルの元ネタ


 映画『紅の豚』の主題歌でもある、加藤登紀子さんの楽曲『時には昔の話を』より……というのもありますが、シンプルに内容から浮かびました。こういうパターンも多いです。



◎エピソードの狙い


 まず前半では義花&仁輔の距離感と趣味を見てもらいました。特撮ネタで会話する、息の合ったオタクたちです……作者もこういうのやりてえよお……

 年頃の男女の緊張がない、カラッとした空気を意識しました。後々のギクシャクへの布石でもあります。


 後半のレストランでの、義花&咲子の会話。

 本作は義花と仁輔の人間関係と共に、二人の将来の目標を描いています。その二つの軸について、今の義花のビジョンを一通り語ってもらいました。自分の考えをスラスラ話せる子ですし、遠慮なく言えるのが咲子との関係です。

 結婚するのが順当、という評価に落ち着きつつある義花&仁輔。このペアに対して咲子がどんな感情を抱いているかは、後々。


 RNシリーズの希和&詩葉もそうなんですが、僕は「もう付き合っちゃいなよ、結婚もするでしょ」と周りから思われている男女にほど百合をぶつけたくなるみたいです。

「百合に挟まる男は許すまじ」みたいなのは百合界隈で一億回くらい言われていますが、男子視点だと百合の方から侵略さ・れ・て・る・ぞ! なことも多いですし……それが母親なパターンはちょっとレアなのでは?


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