ノベルスで文章がおかしい文章が
ノベルス:デフォルト設定
とのことだが、どんなものだろうか。
※まったく原文がないのも分かりにくかったので、便宜的に末尾の文章のみ括弧で追加しております。ご了承ください。
また、適宜改行を加えています。
1.デフォルト
(私の小説はトンと評価されなくなった。評価されていたのに、あのコメントが出て以来だ。)
別に構わないじゃないか。私だって別にプロじゃないし、ただ趣味として書いているだけなんだから。
それに、この程度じゃ別に生活に影響が出るわけでもない。影響が出るとしたら、それこそプロになってからの話だ。
だから、私は気にしなかった。
しかし、彼らは私を敵視しているようだった。
私のコメントを見て、すぐさま「あいつが書いた」とかなんとか言い出して、私が何か書いたらすぐに叩き始めた。
そしてついに、彼らの中に一人、「あいつの作品消せば?」と言い出す者が現れた。
さすがにこれは許せなかった。こっちは何も悪いことをしていないのだ。どうして私が叩かれなければならないのか?
「お前らが言うな!」
と言ってやりたかったが、でも言えなかった。言ったところで無駄なのは分かっている。
だから私は黙っていた。
そして彼らはますます調子に乗ってきた。
「あいつが消えれば俺達の勝ちだぜ」
などと言っているのを聞いたこともある。
一体何と戦っているのか知らないが、とにかく私の存在が彼らに何らかの影響を与えたことは確かだ。
彼らが何と戦っていたのか分からないが、私は何も言わずに、彼らの前から姿を消した。
それからというもの、もう二度と小説を書くことはなかった。
「えっ……? 今なんて……」
「ですから、貴方の願い事を一つ叶えてあげますと言ったのです。ただし、どんなことでもという訳にはいきませんけどね」
目の前にいる白い服の女性は、微笑みながら僕に向かってそう告げた。
「ちょっと待ってください! 僕は今、学校の帰り道で歩いていて……いきなりこんな場所に飛ばされたんですか!?
・・・コメント・・・
「趣味で作ってるのだから」と批判に対して無視をしている。しかし時間とともに主人公叩きは激化してしまったようだ。かなり悪質な発言である。
最終的には筆を折っている。そして謎の女性と出会い、異世界転移したことを知る。なぜ? そういうテンプレでもあったのだろうか?
2.セリフ優先
(私の小説はトンと評価されなくなった。評価されていたのに、あのコメントが出て以来だ。)
「文章がおかしい文章が」とコメントを送ってやると、そのコメントはすぐに削除された。
当然だ。あれだけ酷いことを言われて削除しない方がどうかしている。
私にはもう書くことがなかった。別に評価されたかったわけでもないので、それで構わないのだが、不思議と虚しかった。
私は自分の小説を削除した。
「文章がおかしい文章が」と書いてあったのを消したのは、何も自分の作品を守るためではない。
ただ単に面倒臭くなっただけだ。今思えばあの時すぐに消しておくべきだった。
それこそ「文章がおかしい文章が」と書いた本人に感想メールを送りつけてやるくらいのことをすべきだった
「文章がおかしい文章が」というコメントを書いた人は、結局分からずじまいだ。
名前すら知らないし、どこに住んでいるかも分からない。
住所を調べれば分かるかもしれないが、そこまでして文句を言いたいわけではなかった。
今はもう、私の小説に何かしらコメントが来ることもない。おそらく私の作品が面白くない
「文章がおかしい文章が」というコメントはきっと誰かの悪ふざけなのだろう。そして、たまたま私がその被害に遭ったのだ。
だからと言って、別にどうってことはない。
今もまだ、たまに私の小説におかしなコメントが届くことがある。その時はまた、「文章がおかしい文章が」
「文章がおかしい文章が」と書き込む人がいて、それを消すと、今度は別の人が「文章がおかしい文章が」と書く。
それが一体誰なのか、どうして私が書いたものと同じ文面のものがいくつもあるのか、そもそもこれはどういう仕組みになっているのか、それは誰にも分かっていない。
しかし
「文章がおかしい文章が」というコメントを書く人がいるということは確かな事実だ。
そして、このコメントがある限り、私はずっと「文章がおかしい文章が」と書かれることになるだろう。
私は今、ある人に恋をしている。
初めて会った時は、正直言ってあまり良い印象はなかった。
・・・コメント・・・
主人公のコメントの仕返しに対して批判者が反応・削除している。なんか、途中で動作主が入れ替わっている気もする。
急に恋が始まる。カギ括弧がついていたらセリフと受け取られるらしい。
3.地の文優先
(私の小説はトンと評価されなくなった。評価されていたのに、あのコメントが出て以来だ。)
これは一体どういうことなのだろうか?
あの時書いたように、私は趣味で書いているだけだし、彼らはあくまでも趣味なのだ。
趣味なのだから、多少下手でも構わない。趣味なんだから、例え下手であっても、そもそも私には関係がない。
関係ないどころか、むしろ面白い。そういうことだ。趣味でやっているのだから、批判される筋合いはないはずだ。
批判する権利があるのは私自身であるべきなのだ。私が許す、誰が何を言おうと許す。
ところが、いつの間にか、また評価されるようになった。
今度はトンと評価されなくなったときよりも早く評価されるようになった。
理由は分からないが、まぁとにかく評価されるようになったのだ。良かったと思う。これでまた小説を書くことが出来るようになったからだ。
相変わらずトンと評価されたりされなかったりするのだが、それでも以前よりはずっとマシになったのだ。安心して小説を書けるようになった。
ちなみに、このエッセイにも何度かコメントが来たことがある。確かにその時は批判されたが、今はもう来ていない。
あれだけしつこく批判されたのだから、きっと今も批判されているに違いないと思って読んでみると、意外にも何も言われていなかった。
だから、今になってやっと分かったのだが、批判している人は、ただ単に文句を言いたいだけだったようだ。
つまり、批判をしている人にとっては、自分の考えが正しいと思い込んでいるからこそ、あんなにしつこかったのだ。
自分の意見こそが正義だと思い込んでいて、だからこそ批判していたのだ。批判することで、自分を正当化したいだけのようだった。
もちろん批判をする人が悪いとは言わないが、しかし批判というのは難しいものである。
批判するのは自由だが、批判されても仕方のないようなことをしてしまうと、結局自分が悪いことになる。
例えば、自分より格下だと思っている人の文章があまりにも下手だった場合とか、その人が自分よりも年上なのに、明らかにこちらの方が優れていると思った場合とか、そんな時は、ついつい批判したくなるものだと思う。
だが、それではいけないのだ。
どんな場合でも、まず
・・・コメント・・・
おかしい文章が評価され出した。回りくどい表現そのものはちゃんと踏襲出来ているように見える。
余裕を持った主人公は批判者批判のようなものを始めた。
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